天外者(てんがらもん)
鹿児島弁で、凄まじい才能の持ち主という意味。
大阪証券取引所や商工会議所等を設立し、近代日本経済の基礎を作った
五代友厚。
正直そういう人物がいたことを全く知らなかったわけですが、
今回三浦春馬が演じた映画を見ることで初めて知ることとなった。
時は幕末。
金や名声ではなく、新しい日本の未来を築きたいと願う才助(後の友厚)
とにかく思ったら何が起ころうと突き進む才助を三浦春馬が演じる。
前宣伝でも聞いていたが、その熱量といったらすごい!
すごい迫力で圧倒される。
殺陣のシーンも若いのにすばらしい。
クランクインまでに、五代に関するあらゆる本や歴史的事実を勉強したという。
たとえ、史実の一部がカットされていようと、
それも全部頭に入っていて、だから今の五代はこう考え行動するんだと
五代そのものになりきって演技していたそうだ。
泣くシーンが3シーンほどあるけれど、それぞれ泣き方が違う。
どれも本当に悲しいんだけど、自分に対する相手の存在のあり方によって
泣き方を演じ分けているというか…
やっぱりすごい俳優さんだね。
三浦春馬がすごいなら、その友坂本龍馬役の三浦翔平も迫力があった、
岩崎弥太郎役の西川貴教の演技も然り。
本当に熱い映画だった。
才助、龍馬、弥太郎、利助(後の伊藤博文)4人の
牛鍋をつつくシーンは良かった。
友情で結ばれた若者が、未来を語りながら目をキラキラさせている。
時代を追うごとに、1人減り、2人減り…
でもあのシーンは、この映画の象徴だとも言えるシーンだと思う。
ただ、どうしても実在の人物の歴史が絡み尺を使ってしまうので
はしょらなければならず、そこが何だろう。
ちょっとわかりにくさを生んでいたような気がする。
それと大阪で商人たちに詰め寄られるシーン。
あの場面も三浦春馬の醍醐味とも言える迫力ある場面ではあるが
とても残念だったのが、商人になっている多分エキストラの人たち。
怒っている表情をしていない人たちが端々にいて
三浦春馬と西川貴教の意識がぶつかりあうシーンでもあり
とても残念な気がした…
ラストは象徴的だった。
三浦春馬と五代友厚が、今となっては最も重なるシーンに思えてならない。
多くを語るとネタバレになってしまうので、これ以上言いませんが…
映画「フィールド・オブ・ドリームス」を思い出したラストシーンでもあったかな。
とにかく三浦春馬=五代友厚=天外者(てんがらもん)だと感じた。
エンドロールで三浦春馬の名前が出たとたん小さな拍手が起こった。
私も拍手を送った。
映画館を出る時に見たら、中年層の女性が多くて、
私と同じような思いの人が来ているのだなと思った。
映画を見て良かったと思うけど、あの才能をもう見られないのだと思うと
今も胸が張り裂けそうな気持ちになる…
鹿児島弁で、凄まじい才能の持ち主という意味。
大阪証券取引所や商工会議所等を設立し、近代日本経済の基礎を作った
五代友厚。
正直そういう人物がいたことを全く知らなかったわけですが、
今回三浦春馬が演じた映画を見ることで初めて知ることとなった。
時は幕末。
金や名声ではなく、新しい日本の未来を築きたいと願う才助(後の友厚)
とにかく思ったら何が起ころうと突き進む才助を三浦春馬が演じる。
前宣伝でも聞いていたが、その熱量といったらすごい!
すごい迫力で圧倒される。
殺陣のシーンも若いのにすばらしい。
クランクインまでに、五代に関するあらゆる本や歴史的事実を勉強したという。
たとえ、史実の一部がカットされていようと、
それも全部頭に入っていて、だから今の五代はこう考え行動するんだと
五代そのものになりきって演技していたそうだ。
泣くシーンが3シーンほどあるけれど、それぞれ泣き方が違う。
どれも本当に悲しいんだけど、自分に対する相手の存在のあり方によって
泣き方を演じ分けているというか…
やっぱりすごい俳優さんだね。
三浦春馬がすごいなら、その友坂本龍馬役の三浦翔平も迫力があった、
岩崎弥太郎役の西川貴教の演技も然り。
本当に熱い映画だった。
才助、龍馬、弥太郎、利助(後の伊藤博文)4人の
牛鍋をつつくシーンは良かった。
友情で結ばれた若者が、未来を語りながら目をキラキラさせている。
時代を追うごとに、1人減り、2人減り…
でもあのシーンは、この映画の象徴だとも言えるシーンだと思う。
ただ、どうしても実在の人物の歴史が絡み尺を使ってしまうので
はしょらなければならず、そこが何だろう。
ちょっとわかりにくさを生んでいたような気がする。
それと大阪で商人たちに詰め寄られるシーン。
あの場面も三浦春馬の醍醐味とも言える迫力ある場面ではあるが
とても残念だったのが、商人になっている多分エキストラの人たち。
怒っている表情をしていない人たちが端々にいて
三浦春馬と西川貴教の意識がぶつかりあうシーンでもあり
とても残念な気がした…
ラストは象徴的だった。
三浦春馬と五代友厚が、今となっては最も重なるシーンに思えてならない。
多くを語るとネタバレになってしまうので、これ以上言いませんが…
映画「フィールド・オブ・ドリームス」を思い出したラストシーンでもあったかな。
とにかく三浦春馬=五代友厚=天外者(てんがらもん)だと感じた。
エンドロールで三浦春馬の名前が出たとたん小さな拍手が起こった。
私も拍手を送った。
映画館を出る時に見たら、中年層の女性が多くて、
私と同じような思いの人が来ているのだなと思った。
映画を見て良かったと思うけど、あの才能をもう見られないのだと思うと
今も胸が張り裂けそうな気持ちになる…