海辺の町から

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海辺の町を選びました

2021-06-03 19:54:35 | 日記

  今が盛りとすかし百合が咲いています 晴れた日に撮影


  オクラにモロヘイヤです


今日は生協の宅配日朝から雨が降っている。
少し早めに道路まで出て配送車が来るのを待っていた。
カッパを着て一輪車に買い物かごを載せて 一週間分の注文品です。
何気なく裏山を眺めていたけれど段畑は草木で覆われ山が迫ってきている。
管理する人も無く自然に任す状態の海辺の町は
一昔前まで段畑でお年寄りはサツマイモやジャガイモを作っていた
「耕して天に至る」海辺の町は山が海岸近くまでせまっている地域で
先人は山を開墾し海から石を担いで石垣を築き畑を作っていた。
それも今は見る影も無く草木で覆われ獣道と化している。
空(高い場所)に住んで居た人は下におりてきて海岸に近い場所で寄り添って暮らしています。
ものの5分も歩けば伝言が出来るという場所での生活です。
嫁いで40数年 サラリーマンの家庭で育った私が転校生となった時の
辛い経験を子供達にはさせたくないとの思いから海辺の町を選んだのでした。
反対を押し切っての結婚です。
知らないと言うことは恐ろしいものです。
何もかも新鮮で此処で生きてみようと思ってからは
積極的に地域との関わりを持ち 街にも県にも出て発信することで
海辺の町の存在を知らしめたのです。
70数年生きて来て心残りは穂高の山小屋で山番がしたかったという
夢を果たせず海辺の町を選んだことです。

強く降り出した雨の中生協の荷物を一輪車で
押しながら体力の弱って来た自身を思ったのでした。