日中はとても蒸し暑いです
枯れ葉を除いたらクリスマスローズが芽を出していました
Eテレ ドキュランドへようこそ「老人とコウノトリ物語」を観た。
妻に先立たれた老人と怪我をして飛べなくなった雌のコウノトリの物語。
クロアチアに住む老人ステパン・ヴァギッチ日本で言うところの団塊世代。
狩猟者に撃たれ飛べないコウノトリになってしまった雌のマレーナ
コウノトリは一生ツガイになった相手と添い遂げるという。
独り身の老人ステパンは飛べなくなったコウノトリに自身を投影していた。
毎年春になるとマレーナのツガイ雄のクレぺタンが
子作りのため越冬地アフリカからマレーナの待つクロアチアへと戻ってくる。
秋になれば飛べないマレーナを残して子供と共に旅立っていくこと26年。
雪が溶け越冬地のアフリカからヨルダン川を越えて彼女の元へとやって来る。
その日が近づくと塒を整えて待っているマレーナ 毎年3羽から5羽雛の誕生をみるが
傷ついたマレーナの翼では温められず雛を死なせてしまった事から
生きた魚しか食べないコウノトリのために老人ステパンは湖で魚を釣り
弱った雛は自宅で育てていた。
ある年越冬地から戻る時季がやって来てもマレーナの元にクレぺタンは帰ってこなかった。
1万5千キロの旅の途中で力尽きたのか それとも知らず日が暮れるまで
新しく作られた塒の上で彼の帰りを待つエレーナの姿が愛おしくてならなかった。