靄の掛かる朝
散歩してくると言い出した。何を思ったのか...
海は澄んで小魚が一杯
ボウフウの新芽が出ていた。
天ぷらにするとホロリとした苦味が美味である。
3月9日
サイレンを合図に当市一斉の避難訓練が行なわれた。
集落の一番上に建ち海抜18M程に位置する庵寺がある。弘法大師を祀り
海辺の町に住む女性5人が持ち回りで世話をしている。
災害時の避難場所となり津波の時は良いが土砂災害危険区域急傾斜地にあるため
考えものでもある。
サイレンの音を合図に庵寺に夫と共に向かう積もりでいた。
杖を突く夫が傾斜のある道をその上の階段を上りきれるだろうか心配していた。
夫に「行くよ~」と声掛けし近道を駆け上がった 一番乗りである。
一向に来ない夫を呼びに再度元来た道を引き返している。
これって一番危ない避難の仕方なのだと思いながら。
東日本大震災の際も一度避難したにも拘わらず自宅に戻り被害に遭われたと言うことを
報道で知っている。
走って2~3分いや4~5で辿り着けたが夫は12分掛かっていた。
避難訓練の日時を知っていての避難 災害はいつ何時やって来るか分からない。
3.11の時の反省として避難は「テンデンコ」にと言う思いを強くした。
避難に要する時間が知れたし待つ事無く避難場所で互いを待つと言うことが
確認できたのは私に取って収穫だった。
そして今日10日
考えるとこがあったのかスニーカーに杖 もう片方の手には新品のストックを1本
歩いてくると散歩に出掛けた。
口が酸っぱくなるほど言っていたが馬事東風半ば諦めていたけれど
動け無くなっている身体を認識したのか夕方も歩くと言っている 驚いた。