雨上がりの朝
野路菊が咲き
枇杷の苞が膨らんで
ブロ友さんに紹介して頂いた本を読んでいたら無性に歩きたくなって
峠道を目指していました。
思いついたように山道を歩いている。
オゾンを身体中浴びながら 開き始めた枇杷の苞の香りに今年もこの季節が巡ってきたかと
暫し立ち止まって深呼吸している。
道の端には昨夜来の雨で柔らかくなった土を猪が掘り起こし
人気の少なくなった海辺の町は荒れるに任せてしまって
久し振りに歩いていたらコンニチハと声を掛けられ
エプロンをしたままの姿に苦笑している。
行き交う船のエンジン音 風に舞う葉音。
少なくなったとは言え高度を稼ぐと6~7種類の鳥の囀りが聞こえるけれど
鳴き声で鳥の名前が判らないもどかしさ。
足もとに一際大きな朴の葉を見つけた。
昔雪から雨に変り轟音と共に水嵩の増した濁沢温泉郷をひたすら下った御嶽山
装備の不備を思い知らされ濡れ鼠で低体温症になった苦い想い出と共に
高山で食べた朴葉味噌が半世紀を経た今も思い出される。
薄日の中の太陽が高くなり峠まで行くことを諦め
お昼過ぎの定期船は沖を通り汽笛を残し海辺の町を通過して行った。
駆け足で下りた山道もお昼を大分廻ってしまった。
幕藩体制崩壊の夜明けを鳴らした武士がいた。
その島に想いを馳せるのだ。
タイムトラベルの過去に浸るのだ。
その過去の歴史に戻ることはできないけれど
自然の光と海と、峯の連なりは存在。
そうして、僕は想起してその中にはいるのだ。
なんと、半島の岬を上がる女が一人
振り返る海原は蒼く。空は濃い青く
緑の起伏の連なりに白光が輝く
なだらかな緑の木々から鳥の囀る
高く大空にトンビが舞いゆっくりと旋回。
過去と今を想像の中でつなぐのだ。
そうして、一人で佇む女に思うのだ。
ブルーベリーのかぐわしい香りに
シミジミ。何を思っているの?
こんばんは。
山歩き
いいですよね!
僕も大好き。
よく森に行きます。気持ちがリフレッシュしますよね!
写真家石川直樹を観ていました。
同じ日の朝「山カフェ」で同じく8000M峰14座完全制覇した
渡邊直子女史のインタビューを聴いて。
がむしゃらに走ってきた人生は回り道ばかりだったけれど
山への情熱は幾つになっても失っていなかった様です。
門外漢の私でも今回の兵庫県知事選に関心を持って見ていました。
メディアの偏向した報道 疑って見ないといけないと思ったのです。
大方の予想に反して勝利した斉藤知事
正義だから叩かれる不条理な世の中です。
私も好きです。
ヒンヤリとした外気に五感で感じられる
小宇宙
心が落ち着きます。
北海道の森は深いでしょうね~
昆虫に出会いに行くのですね。