海辺の町から

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夢枕獏

2023-06-30 17:17:21 | 日記

  時折ゴオーッという風の音が


  ピノガールという品種のスイカ種が殆ど無く


  幼なじみから 京懐石も懐かしく戴きました


見上げる先の空は一面灰色。
強弱を伴った雨音を聴きながら本を読んでいた。
夢枕獏の「神々の山嶺」の上巻を読み終え下巻の中程を 550ページを超える長編小説だ。

エベレストの未踏壁に命を掛けた男の物語で
山に取り憑かれてしまった男の性とでも言うのだろうか
小説家を書きたいと知らしめた気迫の籠もった山岳小説だ。

先日の暑さと疲れから身体は弛緩しきってしまったけれど
一時でもその様な状況下に身を置ける嬉しさを感じながら想いを馳せている。
本格的な山岳小説とは新田次郎が無くなってからもう読めないだろうと思っていた。

夢枕獏を書きたいことは書き切ったと言わしめているように
読み手も心して読まなければ失礼に当たると思った本である。

「どうだ まいったか。」と。


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2 コメント

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Unknown (水仙)
2023-07-01 04:00:43
まだ未明でございますが、おはようございます。

字幕が付くと招待券をもらって滋賀県彦根まで夢枕獏氏の講演会を聞きに行ったことがあります。

彼女と一緒に森の中にいる時に熊に出会ったら、まず彼女に逃げろと言って熊にしがみつくというお話でした。なぜなら熊は逃げる者を追いかける習性があるから、熊は彼女を追いかけて、自分は襲われないからという飛んでないお話でしたが、滅法おもしろかったです。その後、夢枕氏の本を何冊か買った記憶があるのですが、読み上げたかどうかは今おもいだせません。
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水仙さんおはようございます (ガーベラ)
2023-07-01 06:36:59
そうでしたか~
地の利の良い所にお住まいですと何かとその様な機会に恵まれて羨ましく思います。

熊と言えば昔京都北山にあるイチゴ谷を登ったときでしたが
登山口に熊の檻が仕掛けられていました。
熊笹の覆う藪漕ぎの登山男性2人と私の3人でした。
良からぬ算段ですもし熊に遭遇したら男性が食べられている間に逃げようと思いましたが
熊の習性からして私が一番最初に狙われてしまうのかも知れないと水仙さんのコメントを読みながら可笑しくなりました。

行動力の凄さ 見習わねばと思っております有り難うございました。
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