黄砂が俟っています
カタバミが蔓延ってきました
私には未だ自分で自分を絶つ最終的自由がある
彼にはそれが無い
彼とは東京丸の内爆弾テロ事件を起こし多数の死傷者を出し
獄中死した大道寺将司のことだ
もうかなり前だったかEテレで彼の句集を出版するのに
奔走していた辺見庸との対話が強烈に印象に残っていた。
当時かなりの衝撃を受け眠れない夜だった。
「たんば色の覚書」を読んでいたら彼を思いだしたのです。
閉ざされた拘置所での贖罪の日々を送っていた大道寺将司
そんな中詠んだ句に
咳くや(しわぶくや)慚愧に震ふ まくらがり
長い獄中生活の中血液のガンに冒され2017年多発性骨髄腫で亡くなり
辺見庸も又二度のガン告知を受け講演中に脳出血で倒れています。
自由のきかない身体で死刑について戦争について
世界各地で見聞してきた事を呻きながら抗いながら絞り出す言葉に
理屈抜きで引込まれてしまうのです。
本の中で書いていた 誰のものでも無いはず
つまり誰のものでもあるべき水が商品化され
貧困階級は劣悪な環境で生活することを余儀なくされ
環境問題は階級問題にならざるを得ないと・・
挙げて下さった本の中で私が読んだのは安部公房さんの『砂の女』と池澤さんのギリシャの旅の本だけです。他の方は名前だけ知っているか、新聞や雑誌などで短文を読んだぐらいです。藤原ていさんの『流れる星は生きている』は読みましたが。
やはりあつかましくお尋ねしてみるもんですね(笑)。明日から少しずつ検索してみます。楽しみです。辺見庸さんはブログがありました。「瓦礫の中から言葉を集めて」はアマゾンを見てみます。
>手に取る本は決まって重たーい本
お気持ちはわかるような気がします。言葉や体験と取り組む人の本はどうしても重くなりますね。そこを突き抜けるとまたユーモアや軽みが出るのかもしれませんが、難しいですね。
思うのですが博識でおられることに感服致します。
その様なお仕事をされておられたのかしらと勝手な想像致しております。
私歳だけは人並みに重ねましたがもう少し勉強しておくべきだったと後悔しております。
若い頃は粋がっておりまして安部公房や大江健三郎など読んでいましたが
少し落ち着いてからは福永武彦が好きになり殆ど読んだと思います 中村真一郎や福永武彦の子息の池澤夏樹等。山にのめり込んだ頃は新田次郎は全て他に外国の山岳書です。そして子息の数学者でもあります藤原正彦と
やはり今は辺見庸が好きです。
3.11以降に書かれた「がれきの中から言葉を拾い集めて」は胸に迫る物があります。
優しくてほのぼのとする本を読もうと思うのですが手に取る本は決まって重たーい本になっております。性格でしょうね
空さんのブログにUPされている音楽を聞きながら豊かな時間を過ごさせて戴いております。又宜しくお願い致します。
今記事一覧をざっと拝見したのですが、e29012h様は、実はいろいろな本を読まれているのではないでしょうか。もしよかったら、たまに本のタイトルだけでも書いて下さると有難いなぁとちょっと思ってしまいました。
私はもう本は読めないのですが、どんな本でどんな人なのかなと検索するのは好きです。今まであまり本は読んでいないので。
すみません。これはあつかましい自分勝手な思いつきですので、かる~く受け止めて下さいますよう。
其方まで届くのですねー。
白河市に住んでいたときは黄砂もPM2.5も聞いたことが有りませんでした。
半世紀以上も前の事ですが・・
一気に高度経済成長期を駆け抜けた落とし物が今一杯出来てしまったようです。
お仕事忙しそうですね
気の合う馬の合う人達ですと頑張れるのでしょうね。
お身体労りながらにして下さいね。
偏西風になり暫くすると此方にも飛んで来ますよ
pm2.5と一緒にね。