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入力補助機能の発展は大企業に有利に働く?

2006-04-20 | 営業日誌

このニュースは小さい企業にとっては大きなハンディ。一発目のキーワードで10位以内に入らないと、絶対に検索してもらえなくなってしまいます。ますますSEO対策は厳しい時代に突入することになりそうです。

ちなみに「営業のネタ」はMSNをのぞけば1位に表示させれますが、今後はどうなるのでしょうか?

心配です

 

入力補助機能の発展は大企業に有利に働く?

著者: アウンコンサルティング株式会社 執筆:佐藤久美子/監修:信太明 プリンター用 記事を転送
2006/04/20付の記事
国内internet.com発の記事

ヤフーは2006年3月15日、「キーワード入力補助機能」β版を公開した。グーグルの「Google サジェスト」β版や NTT レゾナントがジャストシステムと協力して提供している「goo サジェストβ with ATOK」など、同様の機能は競合となる検索ポータル各社もすでに公開しているため、今後の発展が期待されている検索技術のひとつである。

この機能は、検索ボックスに最初の数文字を入力しただけで、キーワードの候補を表示してくれるため、ユーザーの利便性向上という点では、とても役立つサービスとなる。特にキー操作に不慣れなパソコン初心者にとっては、これまでよりも検索が大幅に楽になったと感じられるはずだ。しかも、この機能はキー操作の手間が省けるだけではなく、検索に不慣れなユーザーにとって、より検索精度を高める効果もあると考えられる。

なぜなら、検索ボックスへ入力する単語数を多くすれば、それだけ検索精度が高まるのは少しでも検索に慣れ親しんだユーザーなら当たり前のことかもしれないが、検索に不慣れなユーザーはいまだに検索エンジンが複数単語による検索に対応していると知らない場合も多い。

もちろん、検索エンジンが世間一般に認知されるにつれ、徐々にこうしたユーザーの数は減ってきていることも事実だ。しかし、まだその数はゼロではない。実際、アウンコンサルティングが2006年2~3月にインターネットユーザーに対して行った調査によれば、ユーザーが検索ボックスに打ち込む平均単語数として最も多かったのは2単語で全体の63%、次いで3単語の15%、1単語の11%と続いた。2003年時点で行った同様の調査では1単語と答えたユーザーが21%だったことを考えると、その数は半減したものの、まだ1割のユーザーは1単語での検索にとどまっている状況と言える。

こうしたなか、前述した「キーワード入力補助機能」のような入力補完サービスが浸透すれば、検索に不慣れなユーザーも、今後は候補として表示された複数単語による検索を行うこととなり、2単語、3単語での検索が増加することになるかもしれない。そうした時に、こうしたサービスが SEM(検索エンジンマーケティング)に与える影響も軽微ではないだろう。

ヤフーによれば、「キーワード入力補助機能」で表示されるキーワードは、『実際に検索されたキーワードのデータなどを元に、Yahoo! JAPAN 独自のアルゴリズムに基づき、関連検索ワードを表示しています』としているため、SEO(検索エンジン最適化)や P4P(検索連動型広告)のキーワード選定の際には「キーワード入力補助機能」によって表示されるキーワードにどんなものがあるのか、必ず見定める必要が出てくるだろう。「キーワード入力補助機能」の利用状況によっては、もともと検索数の多いキーワードが候補として表示されることによって、さらに検索キーワードとしての人気が集中することも考えられるからだ。

また、検索されるキーワードが候補として表示されたものに集中してきた場合、意識しなければならないことのひとつとして、いかに自社の企業ブランドや商品ブランドをキーワードの候補として表示させるかということが挙げられる。

例えば、「キーワード入力補助機能」を使って「自動車保険」という単語を入力してみると、以下のような候補が表示されることになるが、

1.自動車保険
2.自動車保険 ランキング
3.損保ジャパン 自動車保険
4.ソニー損保 自動車保険
5.自動車保険 東京海上
6.アクサ 自動車保険
7.三井住友海上 自動車保険
8.自動車保険 チューリッヒ
9.自動車保険 ランキング 人気
10.自動車保険 比較
(2006年4月19日時点)

お気付きのように、知名度の高い保険会社名がずらりとキーワードの候補として表示されている。

つまり、ここで候補として表示されることで、すでに検索数の多い企業の指名検索が、さらに検索される可能性が高まっているわけだ。仮に自動車保険の商品選びをしているユーザーが「自動車保険」というキーワードを入力し、そこに候補として企業名が登場すれば、その効果は決して低いとは言えないだろう。実際に候補として表示された企業名を検索キーワードとして選択し、サイトを訪問するかもしれないし、その場ではキーワードとして選択しなかったとしても、のちのちは自動車保険の契約先企業の候補のひとつとしてその保険会社の名前は意識に深くすり込まれることになるかもしれない。もちろん、上記はあくまで一例に過ぎず、「自動車保険」以外のキーワードでも同様のことは十分考えられる。

この思いがけない効果は、ブランド力の高い企業や有名商品に有利に働くことが考えられるが、逆を言えば、ブランド力の低い企業や商品には不利になるかもしれない。

当コラムでも何度か書かれていることだが、このように SEM はもともとウェブ戦略という限定された範疇の影響を受けるものではなく、企業戦略全体の影響も強く受けている。SEM の効果を最大化するためには、企業全体の取り組みとしてブランドマーケティングの強化は必須の対策だ。自社の企業ブランドや商品ブランドの検索をいかに多くするか、そのためにウェブ担当者任せの小手先の戦略ではなく、全社的な取り組みが必要とされているのかもしれない。

どんなキーワードで見込み客を誘導するかを考えるのはもちろんのこと、どうやって自社の企業ブランドや商品ブランドでの検索を多くするかも、全社的な取り組みとして考える時が来ていると言えるのではないだろうか。

(執筆:コンサルティンググループ 佐藤久美子)



サイト「SEO 検索エンジン最適化」が9種類の SEO ツールを無料公開

2006-04-20 | 営業日誌

サイト「SEO 検索エンジン最適化」が9種類の SEO ツールを無料公開

著者: japan.internet.com編集部 プリンター用 記事を転送
2006年4月20日 12:30付の記事
国内internet.com発の記事

サイト「SEO 検索エンジン最適化」は、2006年4月20日、従来から公開してきたツール2種類をバージョンアップするとともに、新たに7種類の無料 SEO ツールを追加し、全9種類のツールを公開したことを発表した。

すべてのツールはオンラインから誰でも無料で利用できるほか、メタタグ生成ツールを除くすべてのツールを、無料でユーザーのサイトに設置できる。

公開された無料 SEO ツールの内訳は、以下のようなものとなっている。

「HTTP ヘッダ情報解析ツール」は、ブラウザとの通信時にサーバーが送信する HTTP ヘッダ情報を解析できる。

「アウトバウンドリンク解析」は Web ページに記述されたリンクの内容を、「robot.txt 解析ツール」は検索エンジンロボットへの命令を記述するファイルを解析できる。

「HTMLタグ利用状況解析」は HTML タグの利用状況を解析、「メタタグ生成ツール」はメタタグを自動的に生成できる。

「リダイレクト検証ツール」はファイルの移動などでページのリダイレクトを行う際の安全性を解析、「ファイルサイズ計測ツール」は HTML ファイルのサイズを計測する。

これらに、従来から公開されていた「キーワード出現頻度解析」と「検索エンジンロボットシミュレーター」の改良版を加えた9つのツールが、無料で公開されている。

サイト「SEO 検索エンジン最適化」は、2002年に公開され、現在まで運営が継続されているサイトとしては、日本の SEO 情報サイトの老舗。

サイトのユーザーが自分で SEO を行うことを目標とし、そのための基礎知識から施策方法までを無料で公開するほか、多数の SEO ツールなども無料で提供する SEO 総合情報サイトだ。

SEO対策の際には是非、使ってください


「ヤフー、過去最高益更新 広告好調」でも株価は下がる↓

2006-04-20 | 営業日誌

ヤフー、過去最高益更新 広告好調

ヤフーの前期決算は売上高、純利益とも過去最高を更新。広告売り上げは75.7%増の684億円に。
2006年04月20日 21時14分 更新

 ヤフーが4月20日に発表した2006年3月期の連結決算は、売上高、純利益ともに過去最高を更新した。広告や求人サービスなどが好調だった。

 売上高は1736億円(前年比47.5%増)、営業利益は821億円(同36.5%増)、経常利益は798億円(同32.5%増)、純利益は470億円(同28.9%増)。

 広告売り上げは同75.7%増の684億円で、過去最高を更新。トップページ広告のほか、スポンサーサイトや検索連動広告も順調に伸びた。

 それ以外の法人ビジネスの売上高は、同51.7%増の358億円。求人サービス「Yahoo!リクナビ」が求人ニーズの高まりを受けて好調。ネット調査会社のインフォプラント子会社化も売り上げ増に貢献した。

 個人向けサービスの売上高は、同27.5%増の605億円。「Yahoo!オークション」は、冬物ファッションの取引が増えて下半期が好調。「Yahoo!プレミアム」は、3月末の会員数が615万人(前年比21.2%増)に伸びた。

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