・晴姫 はれひめ
ミカン科ミカン属、清見にオセオラ(アメリカ原産)を掛け合わせ、更に宮川早生(温州みかん)を交配し興津支場(現果樹研究所カンキツ研究部興津)で育成の品種。命名は2001年10月で、みかんの甘さとオレンジの香りが組み合わさった味覚が楽しめる。近年八朔や伊予柑の生産量が減少し、これらに替わる優良な品種の開発が進められた。
夏から秋にかけて晴天が続くことにより、甘味と香りで高級感ある果実として「はれひめ」と名付けられた。品種名は平仮名で、漢字で表記を「晴姫」と糖度の高い果実を『瀬戸の晴れ姫』というブランド名で出荷している。
収穫量は愛媛県が令和3年(2021年)産で全国の約80%を占める。成熟期は 12 月上旬、流通の時期が12月から1月にかけてで果実は扁球形、径7㎝、重さ200gほどになる。
手で剥くことができ、比較的タネが少なく果肉はオレンジ様の風味があり酸味がなく甘く感じ比較的柔らか。果汁量は程々にあり、 糖度は10% 内外、じょうのう膜は比較的薄く柔らかいので食べやすい。愛媛みかん(温州みかん)と媛まどんなという二大人気品種と時期が重なり、どちらとも違う味わいで一緒に楽しむことができる。
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