・花猪口 はないぐち
ヌメリイグチ科、北海道から信州に掛けて晩夏から秋の9月中旬~10月中旬に樹齢15年以上のカラマツ林に多く発生、群生するきのこ。
ヌメリイグチ科、北海道から信州に掛けて晩夏から秋の9月中旬~10月中旬に樹齢15年以上のカラマツ林に多く発生、群生するきのこ。
地方名で北海道では、落葉松(カラ松)の林のこのきのこでラクヨウ、信州ではジコボウ、リコボウなどという呼んでいた。同様の環境に発生する近縁種にシロヌメリイグチ、アミハナイグチ、ハナイグチが見られる。
褐色~赤茶色の傘の直径は5~15cmで、形状は成長に従い半球状~饅頭型~扁平型へ変わる。傘の裏の柄は鮮やかな黄色だが、胞子の熟成につれ暗色、全体に粘性がある。
発生時は膜に覆われ表面は粘液に包まれている。食用として味は良く、アクがほとんど無いので茹でて味噌汁、おろし和え、鍋物としてもよい。
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