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・カンピロバクター・ジェジュニ/コリCampylobacter jejuni /coli かんろばくたーじぇしぇに/こり
細菌性・感染型 1982年に食中毒菌として追加している。もともと鳥(カンピロバクター・ジェジュニ)、牛、羊(カンピロバクター・コリ)の腸内で一定数以上に摂取・増殖し胃腸障害を起こす菌として知られ1970年代に欧米で人で食中毒を起こすことがわかってきた。
動物性の食品で鶏肉、鳥刺し、牛乳、飲料水の摂取により倦怠感、腹痛、頭痛、おう吐、下痢、急性胃腸炎を起こし発熱(38~40度)がある。潜伏期間が2日から10日と長いが普通は早くに軽快し回復に向かう。不衛生な取り扱いをして畜肉の充分な加熱がされないまま喫食されることにより感染する。
菌は、低温で生きながらえ、少しの酸素の中では成育可能だが、空気中の酸素、乾燥、加熱によって死滅する。生食には充分な衛生管理が要求されサルモネラ菌とともに鶏の肉、卵からの食中毒が多く取り扱いには充分な注意が必要。ギラン・バレー症候群Guillain-Barre Syndrome(GBS)は、食中毒原因菌の一つであるカンピロバクターの感染によるものが最も有名で全身の神経に障害が起き手足が自由に動かなくなり、重症化すると呼吸困難で死亡するケールもある一方で、重症化しても後遺症もなく完治することもある。
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