・オレンジOrange おれんじ
ミカン科、原産地が西アジア、ブラジルとも言われるが定まっていない。樹高4~5mになる。明治時代に紹介があったが日本では育ちにくく多くをアメリカからの輸入に頼る。アメリカから輸入される柑橘類の多くにポストハーベストと称し防カビ剤が施されている。
生食するものの多くは、スイートオレンジ類であり、普通系オレンジ種(バレンシアオレンジ200~250g)、ネーブルオレンジ種、ブラットオレンジ種に大別する。
ビターオレンジは和名で橙(ダイダイ)と呼ばれる。
バレンシアオレンジ、ネーブルオレンジが、果物でバナナ、グレープフルーツについで海外での生産量が最も多い。寒さに弱く日本では、甘味、香り、肉質品質のよいものが得られず、主にカリルフォルニアで早生(わせ)が12~4月、バレンシアオレンジが5~11月に収穫している。バレンシアは、スペインの地名、ネーブルは、へそを意味している。
ネーブルオレンジは、日本での改良が進み生食用として栽培されつつある。温州みかんに比べ皮がむけ難(にく)いが多汁、甘味、酸味が程よく香りがよく果汁用としても多く用いている。
白い花(ネロリNerolioil[橙花油])、葉・小枝(プチグレン Petitgrain )から異なる成分を精油し催眠性がありアロマセラピーとして、芳香があり化粧品、酒の香料とする。
ショ糖、果糖、クエン酸を主成分としカロテン(125μg[ビタミンA22μg]/100g)、ビタミンC(50mg/100g)を含む。温州(うんしゅう)みかんは、カロテン(1000μg/100g)、ビタミンC(32mg/100g)を含む。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。