・フットパスFoot path ふっとぱす
イギリスで19世紀の産業革命の頃に生まれた言葉で森林や田園地帯、古い町並みなどの昔からの風景をゆっくりと歩きながら楽しもうということから歩くfootと小道pathから生まれています。歩行者用の小道です。
イギリス国内を網の目のように走っている牧場、森林、畑の点在している農村部を中心とした公共の散歩道です。長いものだと160kmも続くものもあります。川や丘は当然ですが、農場や自宅の敷地内を通る道もあるようです。
日本でも近年に、町づくりの一貫として、2000年頃より風土と食(フード)を組み合わせた企画が各地で誕生しています。各地の特長を生かしたゆっくり歩いて、地元の自然や文化、歴史に親しもうというものです。途中にある店でスイーツを食べたり、パブに立ち寄ってビールを楽しんだり、その町そのものの歴史をスローな気持ちで学ぶことができます。
日本各地においてフットパス整備が進められています。地域によっては、フットパス・ウォークのツアーやイベントを行っているようです。
ガイドスタッフの説明があり、また郷土料理のふるまいなど、より深く地域の魅力に触れることができます。歩くときに迷わないよう、フットパスのコースマップを入手しましょう。ホームページ上からのダウンロードなどができる地域もあるようです。天気のよい日にマップを持って、ゆっくりと気に入ったフットパスを利用し歩き、その地域の魅力を思いっきり楽しみましょう。
フットパスは、その地域の「昔からあるありのままの風景」を楽しむ道です。
その風景は、生活の営(いとな)みの中から自然にできあがたもの、あるいは、地域で整備したもので、地域の方々の長年にわたる自然への働きかけによって生まれ、風土に根ざした伝統的な生活スタイル、愛着などから生み出し維持・管理されてできたものです。
フットパスを楽しむのに道を外れての許可されていない私有地の田畑・樹林・屋敷などへの立ち入りや、ゴミの放置、動植物・山菜・農作物の採取などの行為は禁止です。
これからの季節は、東北、北海道では、桜の開花が、これからです。
北海道の雄大な景色を楽しみながら、昼食はジンギスカンに舌つづみの食事ができます。
北海道・奥尻島フットパス
奥尻島観光協会のホームページより
http://unimaru.com/?cat=14
奥尻島は「食べる」ウニ・アワビなどの海の幸と素朴で美味い山の幸が、ゆっくりと歩きながら自然に親しみます。
Aコース・空港大寺屋敷コース【6km/10260歩/3時間】
奥尻空港の周囲をぐるりと一周するルートで海岸線の絶景が楽しめます。
牛の放牧、田んぼ、畑、牧草地、数々の遺跡群、歩かなければ見れない絶景の場所が数々あります。
牛の放牧と牧草地は奥尻牛のエサとなる草をとる土地で島では6月と9月に採草・乾燥させて保存します。
Bコース・青苗岬めぐりコース【3.5km/5800歩/2時間】
平成5年7月の震災で大きな被害を受けた青苗岬をめぐります。いそ舟が並ぶ海岸とイカ釣り漁船が停泊する漁港、朝日も夕日も楽しめる南端の岬が見どころです。
イカ釣り漁船は午後3時ころ出港し、翌朝4時頃に帰港します。
磯舟が並んで、うにやあわびの漁具(タモ)もまじかで見ることができます。
Cコース・奥尻の森と街コース【5km/8000歩/2時間30分】
島の玄関口であるフェリーターミナルを出発し、海岸線にせまる深い森を抜け、島の中心市街地を歩くルートです。島のシンボル的な奇岩「なべつる岩」間近に見ることができます。
また、樹齢200年を超えるブナの巨木との出会いもあります。
奥尻島は総面積の約8割が森林に覆われ、自然林の8割がブナの森です。
・調理師の森は、さくらんぼ・ウメ・リンゴ・ナシ・プルーン・ブドウ・栗等が育つ果樹園です。
親不孝通りとして塩釜川(アユがいる)に沿った通りで島人が愛好泥酔する飲食店が並んでいるようです。
Dコース・芸術と温泉の癒しコース
昭和21年国後島から280名が入植した歴史を持つ島の西部、神威脇地区をめぐる北海道最西端、島の最西端のルートです。点在する彫刻がまるで野外美術館のような北追岬公園内を抜け、神威脇地区の集落へ足を向けると温泉・足湯・神威脇を見下ろす絶景があります。時間をたっぷり使って温泉・ワイナリーへ寄り道するのがおすすめとか。
奥尻ワイナリーでは島内での、ぶどう栽培にこだわりワイン作りを行っており試飲もできるようです。
神威脇温泉・足湯は昔から町民の憩いの場となっていて泉温は約60℃湧出量は毎分300L、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉です。
他にも全国各地でフットパスを開催しています。
○ 北海道黒松内町(くろまつないちょう) 北限のブナ林で知られる
○ エコ・ネットワーク
○ 根室フットパス
○ 恵庭(えにわ)フットパス 茂漁川は漁川に合流する一級河川。アイヌ語 の「モイチャン」(鮭が産卵する小川の意)に由来する名のとおり、秋には鮭が遡上する。
○ 山形県長井市
○ ながいフットパス推進協議会
○ 山形県川西町
○ NPO法人 長井まちづくりNPOセンター
○ NPO法人 最上川リバーツーリズム
○ 茨城県行方市
○ いばらき森林クラブ那珂支部
○ 東京都町田市 都市郊外にある多摩丘陵内の里道を歩く
○ 東京カートグラフィック株式会社
○ NPO法人 みどりのゆび
○ 山梨県甲州市
○ NPO法人 Koshuかつぬま文化研究所
○ 勝沼フットパスの会
○ かつぬま朝市会
○ NPO法人 スローライフ・ジャパン
○ 行方市観光協会
○ 美里NPOホールディングス
○ NPO法人 環境ボランティア野山人
○ NPO法人 つなぐ「まちミュー友の会」
○ 株式会社エバニュー アウトドアDiv.
○ (有)横浜マリンアンドサプライ
○ NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会
○ ふっとぱすをつくる会
○ NPO法人 くすの木自然館
○ 鳥取市鹿野往来交流館「童里夢(どりーむ)」
○ 熊本県美里町
○ NPO法人 きらり水源村
○ (有)ゆうま ぶどうの樹ほっこり農園
○ 道路建設株式会社
○ 合同会社旅の談話室青い地球
○ NPO法人 ひむか感動体験ワールド
○ 美里フットパス協会
○ 西宮流(にしのみやスタイル)
○ NPO法人 五ヶ瀬自然学校
○ 姶良市観光協会
お出かけの際は、通行止めなどがあることもありますので観光協会に確認してください。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。