・ミズ みず
イラクサ科、主に関東以北の湿った山野、河岸(かわぎし)に自生、宿根草でぎざぎさの菱形の葉が互生し、雌雄異株で淡黄色の球状花を春に咲かせ草丈40cm程に成長する。
アカミズ、ミズナ、ウワバミソウ(蟒蛇草)ともいい、茎が多肉質で根に近い部分は、やや赤みを帯びる。秋にむかごに似た実をつけ塩茹でや煮付けに利用できる。
山菜とし利用、春先の若い葉は、食用となるが成長が進んだものは、葉が硬くなり、茎だけを主に用いる。
春先より秋口の3~9月頃まで長期に渡り採取して旬とし山の温泉宿でよく供され喜ばれる。茎の硬い皮を剥(む)けば年中食用に、癖がなく、ねばねばとしたぬめりがありシャキシャキして生でたたいて、わさび醤油、味噌と山椒で合えたたたきとし料理、とろろとする。
また熱湯で茹でて酢のもの、辛し和え、汁の実、煮物、揚げ物、塩漬けともする。青森県鰺ヶ沢の料理としてある。
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