駅から始まるまちづくり

駅と街のあり方をはじめ、街づくりの様々な話題について考えます

急行廃止の効果は?

2008-04-18 16:45:53 | 利用しやすい「駅と街」
首都圏の鉄道の混雑区間の上位はほぼJR東日本の区間が占めていて、民鉄では東京メトロ東西線(木場⇒門前仲町199%:平成18年)と東急田園都市線(池尻大橋⇒渋谷196%)の2箇所だけが肩を並べています。
田園都市線では、昨年4月午前8時台に渋谷駅に到着する上り急行を準急に格下げして、二子玉川駅-渋谷間は全駅に停車するようにしました。このスピードを犠牲にする今までの発想では考えられない措置の効果がWebの記事に示されていましたが、220%弱だった急行の混雑率が準急では200%台に下がったそうです。
確かに急行と各停では混雑にかなり差が有ったので、それが均一化されたのでしょうね。それから二子玉川で各停から急行に乗り換える人が多数いて、その乗換に要する時間で結構列車が遅れていたのですが、それも減っているようです。
また併せて大井町線で急行運転を始めたので(所要時間が6分短縮)、その効果もあったのかも知れません。
また私が利用している東西線では、ラッシュ時の利用客に少しでもその前の時間の利用に変更してもらおうと、利用者が急増している浦安から東陽町までの駅で午前6時半からの約40分間ICカードの定期券で改札脇の専用端末にタッチした回数で商品券を引き換えるという取り組みを期間限定で実施したところ、期間中20回以上に到達したのは4500人。ただし、ピーク時から乗り換えたのは5%程度のようですが、少しは変更の効果があったようです(私の駅は対象とならず残念です)
本来はハードの設備をよくすることが重要かと思いますが現実には簡単にはできないことなので、このようなソフト面での工夫をいろいろと考えて欲しいものです。

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