「扉の景色」
この扉を開けた
向こう側に貴方は
どんな光景を見るだろうか
その光景こそ
貴方が愛すること
それが善きにしろ悪きにしろ
愛することだろう
でも決して悪いことではないだろう
それは貴方が愛することだからだ。
「人知れずあるもの」
人知れずとも
素晴らしい自然はある
そうだね それは例えば
人が踏み込んだ事のない
原野が美しく素敵な
有り様をしている所
それだけでない
心の世界とか 考え方や
物事の理にだって 実は
その多くが私達を
待っているに違いない
時間と言うものは
だから 素敵だ
未来と言うものは
そんな贈り物を
宝箱のように大事にしている
ひとつの仕組みなのだ。
「引っ付き虫」
引っ付き虫はただ単に
何にでも引っ付いて
来る訳ではないんだ
選んで引っ付いて来るからね
引っ付き虫だって
お日様が好きだからね
君がお日様に会うことを
分かっていたんだよ
だからお日様の下で
そっと外して上げるんだよ。