2024/12/26
・広告の下請会社のスタッフたちが、修羅場の一週間のタイムループから抜け出そうとする話。
・評判がいいのは聞いていたけど、タイムループものはかったるいなって思って敬遠していた。
・見てみると確かにテンポがいい。映画好きの社員が即座に解決に向けて仮説を出してくるし、見せ方も二回目以降のループはだいぶん端折ってくれる。
・社畜らしくみんな目は死んでいるし得手不得手はあるけど、それぞれ頭がよく、計画を邪魔してくる身内がいない。気持ちよく見られる。
・全体の尺が82分。軽い。
・「考えようによっては、うまくいくまで仕事を何回でもできるってことですからね」と、タイムループ脱出を目指しながら、仕事の精度をどんどん上げていく人。
・スライドのシーンで笑ってしまう。
・ちょうど全体の半分くらいで新展開が始まる。
・キーパーソンの永久部長という直球過ぎる名前。
・演じているのはマキタスポーツ。
・ホントにしょうもないギャグでも一朝一夕では出せない味が出ている。お笑い芸人としての練度なんだろうか。
・月曜日の記号としてのジャンプ。
・実は常に機嫌がいいというだけで上司の才能がある。
・「合点承知の助!」で感動させるのはすごい。
・「自分の夢とみんなこと、どっちが大事ですか」に対する回答も気が利いている。
・出演者の中でいちばんキラキラしているのが、彼だったりする。
・一挙手一投足面白い。どんどん可愛らしさが増していく。最後の頭下げるところもいい。
・他の登場人物たちは、ヒロインを含めていい意味でキラキラしていない。存在感が生々しい。
・最初のうちは、同じ部署にいながら個人事業主みたいな働き方をしている彼らが、だんだんチームとして成長していくところも気持ちいい。
・「だいぶ好きになってきました」の掛け合い好き。作品の質は読み手の熱量にも依存する。
・マンガの内容がよくできているぶん、タイトルが絶妙にかっこ悪くて売れなそうだなとは思った。
・取引先の男は若い女性が相手だと強気になるタイプ。ひどい。
・闇落ちした社畜たちが光の社畜になっていく話だった。
(U-NEXT)
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