観劇三昧:コトリ会議『小鳥。名前はコネリ。』(大大阪舞台博覧会 vol.2)
2017/5/16
入院中の母と娘の会話。13分弱。短い。
話に起伏らしい起伏がほとんどない。
飴を食べること、歌を唄うことなど、他愛ない話をする。
母親の話し方はしっかりしているものの、記憶がしっかりしていないようで、同じ話をしているのに気づかなかったり、しょうもないことで謝ったりする。
これから日がたつにつれ、少しずつより話が噛みあわなくなっていくんだろうなと思うと、滅びの予感ばかりでさびしくなる。
歌の調子が妙に明るいことや「あめちゃん」というかわいらしい大阪らしい呼び方も、かえってさびしさが強調されている。
そういう母と話しながら、娘は何を感じているんだろうということを考えながら見る。
それでぽろっと出た最後の一言を言われて、今度は母親は何を感じるんだろうということも考えて、しみじみした。
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