遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

『INDEPENDENT:SPR18 札幌予選会』

2018-03-25 00:44:30 | 演劇を見てきた

2018/3/24

・仕事が終わって急いでコンカリへ。3分遅刻で最前列。

・20~25分位の一人芝居が4作品。

石鉢もも子『もしも前夜』。

・恋する女性とスマートスピーカーとの会話形式。

・話し相手が生身の人間じゃないだけでほぼ二人芝居。

・こんなに一人芝居っぽくない一人芝居も珍しい。

・AIの演技がうまい。抑揚と間の採り方。生身の人間とは一定の距離の置く絶妙なところをついている。

MC脂肪漢『座敷童子にかわれた男』

・一人語りと座敷童子との会話形式。

・冒頭から個性的な見た目と語り口に期待が高まる。

・座敷童子は妖怪なので目に見えないという仕掛け。

・MCというくらいだから、異ジャンルからの刺客なんだと思うので、もう少し得意分野が見たかったかも。

寺地ユイ『デイブレイクガールフレンド』

・ぬいぐるみと電話での会話形式。

・ぬいぐるみがいい演技をしている。特に終盤の達観した目つき。やれやれ感。

・一番オーソドックスな形式なので、役者としての地力が問われる感じ。

・のびしろはまだまだありそう。

安田せひろ『とおいの知覚』

・演者は動きのみ。別撮りの音声を流す形式。

・おそらく手紙を想定しているんだろうけど、ちょっと近文的な表現と、訥々とした語り口が心地いい。

・表現としては一番おもしろかった。

・こういう異業種を覗き見するような作品は好み。

・建設資材を見る目つきでプリンを見ているところ。

・文字どおり、巨大な余白を残す終わり方もかっこいい。

・本戦に残ったのは『もしも前夜』『デイブレイクガールフレンド』の二作品。

・どちらも近い年代の女性の恋愛話なので似たような題材なんだけど、役者としてのスキルの高さを採ったのかなという印象。

・安田さんの作品は一人芝居としてはエッジが利きすぎていたのかも。

・最前列だったので、イチゴやカラメルのにおいがわかった。

・あんまり自覚なかったけど、わりと鼻がいいほうなのかもしれない。もしくは、お腹が空いていたのかもしれない。

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