2024/7/24
演劇部の照明担当と脚本担当が、父親の介護で部活に来なくなった佐藤さんと語らい、そのエピソードを作品に反映させようとする話。
最初の場面は、(たぶん)テクリハの作業中、調光卓の前。
照明担当が、様子を見に来た佐藤さんと話をしている。
演劇部が出てくる作品はたくさんあるが、照明担当を中心に据えるのは渋い。
演者とは違うスタッフ目線での会話が生々しい。こういう会話、たしかに様々な調整室的な現場で行われている。
会話のテンポも配慮されていて聞き取りやすい。
中・後半は父親の介護とヤングケアラーの話。
アスベスト被害という言葉は久しぶりに聞いたような気がする。
石綿健康被害救済法の成立が2006年。思ったより最近だった。
法律ができたから話題にのぼらなくなったとも言えるけど、恥ずかしながら、もう過去のものだと思っていた。こういうことは他の分野でたくさんありそう。
そういう気づきを与えてくれる作品だった。
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