2019/3/21
食事をする男とパソコンをいじる女が、シームレスに関係性を変えながら会話していく話。二人芝居。
特にきっかけなく、次々と色んな関係に移り変わるので、最初はどういう仕掛けの話かわからず、ついていくのに苦労する。
テーブルが小さい。お皿とお茶碗とMacBook(たしか)でぎゅうぎゅう。
二人の物理的な距離は近いというか、ほぼ混ざってるくらいなのに、お互いの主張はずっとスレ違っている。
そんな様子が、強制的に移ろっていく二人の「状態」の上にのっかっている。
それは列車のうたた寝で見る夢のように不安定なものだし、感覚派の演出に翻弄される役者のようでもある。
最終的にはコミュニケーションの不可能性みたいなことを取り上げた話なのかなと思う。
一人芝居なのか落語なのかよくわからない感じでまとまる。
見た目以上に、散々混乱させておいて、シレっとお後をよろしいことにしている感じこそが落語みたいだった。
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