2020/6/17
ジャンルも活動拠点も異なる2人がオンライン上で落語を披露しあう、配信ならではの催し。
札幌の舞台俳優の飛世早哉香さんは微笑亭乙姫として「たけのこ」を演じる。
演目は初めて聴く。検索してみると上方落語らしい。
塀をこえて生えてきたたけのこを、隣家からの間者に見立て美味しくいただこうとする話。
そんな見立てにつきあってくれるうえに、やれやれという感じで負け札を引いてもくれる隣のお武家さん、いいご近所付き合い。
たけのこお裾分けしてあげてほしい。
続いて東京を拠点に活動している飯干大嵩さん。専門は朗読。
演目は「長短」。気の長い長さんと気の短い短七が仲良くケンカする話。
淀みない語りでまくし立てる短七よりも、とにかく遅い長さんのほうがテンポ良く感じる不思議な聞き心地。
内容よりも語りの緩急で聴かせる。
本人の好みや、できるかどうかはさておき、どんな噺をやってほしいか想像するのも楽しい。
乙姫さんが「たちきり」やったらどんなになるんだろうとか。
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