遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

劇団柿喰う客『変身』(高校生のための演劇プロジェクト)

2016-01-26 23:36:00 | レポート

2016/1/26

観劇三昧。三人芝居。50分。

『山月記』から始まって『羅生門』『変身』、最後は「胡蝶の夢」の故事でしめる。

名作文学を三人の役者が語り倒す。

羅生門の下人も変身といえば変身なので、ひとつのテーマに沿った文学を並べている。

単に高校生でもわかる作品を寄せ集めたようにも見えるし、作品の取捨選択に表現があるようにも見える。

考え出すときりがないところにうまく着地している。

それにしても、語りの圧が強い。

ある程度の尺の話であれば、緊張感にメリハリをつけるのが普通だし効率もいいと思うけど、そういう軟弱なことはしない。

押し引きじゃなくて、押して押して押す。

スマートフォン視聴なのでそうでもなかったけど、リズムと圧が強すぎて、無防備に見ているとうっとりを通り越して恍惚状態に陥りそう。

現場の高校生は大丈夫だったんだろうか。


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