2016/1/26
観劇三昧。三人芝居。50分。
『山月記』から始まって『羅生門』『変身』、最後は「胡蝶の夢」の故事でしめる。
名作文学を三人の役者が語り倒す。
羅生門の下人も変身といえば変身なので、ひとつのテーマに沿った文学を並べている。
単に高校生でもわかる作品を寄せ集めたようにも見えるし、作品の取捨選択に表現があるようにも見える。
考え出すときりがないところにうまく着地している。
それにしても、語りの圧が強い。
ある程度の尺の話であれば、緊張感にメリハリをつけるのが普通だし効率もいいと思うけど、そういう軟弱なことはしない。
押し引きじゃなくて、押して押して押す。
スマートフォン視聴なのでそうでもなかったけど、リズムと圧が強すぎて、無防備に見ているとうっとりを通り越して恍惚状態に陥りそう。
現場の高校生は大丈夫だったんだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます