2020/6/2
ある男が、帰宅後に、スマホで誰かと会話しながら、なぜか身支度を整えていく話。
ハンズフリーっぽい調子で話しているので、一人芝居の映像作品としては違和感が少ない。
一人芝居を二つの画面で撮影している。
効果としては、作品内の意味よりも、見た目の新鮮さのほうが大きい。
二つの角度から一人の行動を見守る、ひとつの画面内の見た目を小奇麗にしつつもうひとつの画面で全体を映す、二つの画面から演者が外れて衣服だけが飛んでくる。
チャット機能のライブ感も楽しい。「ただの舞台作品の配信」ではない、何か新しいものを足そうという意地を感じる。
全体で考えると循環も分断もしているように見えるけど、分断したものをひとつの作品としてまとめるのは難しそう。
遠藤洋平くんの日常感のある演技。
何かのきっかけで園子温監督とかにフックアップされないかなと思ったりする。相性よさそう。
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