カヴァティーナ

2007-03-26 18:59:48 | discography

たぶんCFとかでも露出が多いのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。クラシックギターの村治佳織さんです。昔クラシックギターをかじったことがあって、いろいろな(マイナーな)人の演奏を聴いたりしてたのですが、この人はなぜかアイドル性があって一挙にクラシックギターを有名にしてしまったようですね。もっとも、昔と比べて、ということなので現状どれだけかって話ではありますが。

ほかの人の演奏と聴き比べると解りますが、この人はやっぱり音が柔らかくて優しい感じがします。不思議と女性らしい音に聴こえるし、しかも中学だか高校から演奏やってますから、弾き方にしっかりと個性が出てきています。会社でたまたま一緒の仕事についた先輩と食事に行ったとき、お互いに「何か共通の話題を...」とネタ仕込みをして行ったところがその先輩も結構本格的にクラシックギターをやっていたことが分かって、いきなりディープなネタで話が進んだことがありました。その先輩はきちんとした先生についていたので、この人とも面識があるんだそうです。世の中って狭いんだな。

クラシックギターの演奏はCDでもいいんだけど、ちゃんと集中して聴かないといわゆるスーパーのBGMに成り下がってしまいかねなくて、疲れていると眠くなっちゃうんですよね。できれば、ライブの映像付きで聴くのがおすすめです。デジタル衛星のチャンネルまでは買ったことないですが、NHKでたまにギターのコンサートをやったりしますので、丸ごと撮って見る。クラシックコンサートに良くある、「ここは拍手しないんだよね」的空気はやはり気になりますが、いいですよ。このCDについては、クラシックギターを知らない人でもくたびれない選曲だしとても聴きやすいと思います。「サンバースト」や「ベネズエラ風ワルツ」「カヴァティーナ」なんか、けっこう有名じゃないですかね。佳織さんの演奏とも相まって、ギターへの興味を持ってもらえるのではないかと。って、結局こういうところが宣教師的アイドルたる所以なんでしょうけど。

ライナーノーツを見たらこのお嬢さんももうじき大台なんですね。そういえばこのCDも10年近く前のやつだったよ。いやー時の経つのは早いです。「横綱が全員年下だー」と自分の年にびっくりしたのはいつだったっけなあ。

村治佳織「カヴァティーナ」Victor VICC-60104



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