縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

河井寛次朗無惨

2007-09-29 | Weblog
以前から目をつけていた河井寛次朗の壺、友達のアナグマちゃんの居間の棚に何気なく置かれているのを見つけた時は
きゃあ寛次朗だああと雄叫びをあげるくらい好きな陶芸家の壺だ。以来アナグマちゃんと話すたび寛次朗元気?
大事にしてる?ちょうだいといつも訴えてきた。アナグマちゃんのお父さんが生前、見る目のある
猫社長に、これ寛次朗だよと自慢していた一品だ。
なのに、芸術にまったく興味もこそもないバカグマは壺を床に落として割ってしまったと言うのだ。
破片はどうした?
もちろん捨てたわよ。
その時の衝撃のすざましさ、いくら自分のものでなくとも、たとえば姫路城が炎上して丸焼けになったら
日本国民としてとても悲しい気持ちになるでしょ、国の宝がひっそりとこの世からある日突然消えたのだ。
なのにバカグマはあれはにせ物よとなんとも平然としている。いいやあの壺はにせ物なんかではない。
寛次朗に関しては猫社長は縁起村の中島誠之助と呼ばれている、自称だけど。京都の仕事場跡にも行ったし
展覧会や展示会にもでかけてるし、画集だってある、あれは絶対寛次朗だった。だったなんて悲しい。
でもアナグマは本物だったら300万はくだらないって言ったら慌てるだろうか、まあいまさらだ。
でもほんとショックだなあ。猫に小判、豚に真珠、アナグマに寛次朗。