縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

ピノコの一芸

2011-06-29 | Weblog
ピノコが家の住人となった時はすでに大人の犬だったので、
しつけは難しいかなあと思っていた。
まあ、馬鹿でも愛嬌があって飼い主に柔順ならそれでいいか、だった。
ところがどっこい、怒る吠える切れるの3拍子。
そんなピノコだけどなぜか待てだけは一度で覚えた。
待てと言ってごちそうを目の前に置くと、尾っぽをふりふりごちそうをじっと見つめて
目をお星様のようにして待っている。
猫社長がよしと言うまで絶対に食べない。
待て、待てよー、と言いながら猫社長が遠くに離れても食べない。
さすがに猫社長が見えないところに行くとごちそうはなくなっている。
今日はがまんくらべをした。
塩分が多くて体に悪い、でも大好きなウインナーをピノコの前に置いて待てと言った。
しばらくはじっとウインナーをガンミしていたピノコだったが、
猫社長がなかなかよしと言ってくれないもので
ウインナーから目をそらして顔を背けてしまった。
玩具を買ってもらえない子供がふてくされているみたいだ。
お座りの方がずっと簡単だと思うのだけど、いくら仕込んでも
できなかった。なのになぜ待てはできるんだろう。
前の飼い主にご飯のことでよほどのお仕置きを受けたのだろうか。
変な犬。