夢か幻か
2009-03-04 | 干支
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真夜中にゴトンとベットから何かが落ちる音で目が醒めた。湯たんぽが落ちたかなあと足を延ばすと、
寝る前はあちっちで足先へ押しのけていた湯たんぽがいい塩梅のぬくぬく状態になって足の指に触れた。
あれー、他に何か落ちるものってある?妙な気持ちと好奇心が眠気に勝ってどっこいしょと上半身を
持ち上げた。
何かがいた。初めは人形かと思った。だけど猫社長の部屋に人形はない。それに人形は動かないが
それはごそごそとうごめいていた。
「猫社長さん良い気持ちで寝ているところを起こしてしまってごめんなさい、あんまり寒いので
猫社長さんの湯たんぽにあたらせて貰っていたらついウトウトしてベットから滑り落ちてしまいました」
妖精がばつの悪い顔でこちらを見ていた。
「ああ。まあいいけど、びっくりさせないでよ。これからはもっと気を付けて」
「ありがとうございます。お詫びに今から猫社長さんに楽しい夢を見せて差し上げましょう」
なんとなくぽかぽかした気分になった。ほどなく猫社長は眠りに落ちた。
朝、目が醒めたら湯たんぽがベッドの脇に落ちていた。夜中に聞いた音はやはりこの音だったのだろうか。
だとしたら足に触れた暖かい感触はなんだったのだろう。妖精か?
良い夢を見せてくれると言ったのに楽しい夢の記憶はまったくなかった。
まったくいい加減な妖精だ。こんど出てきてもぜったい布団の中にいれてやらない。
寝る前はあちっちで足先へ押しのけていた湯たんぽがいい塩梅のぬくぬく状態になって足の指に触れた。
あれー、他に何か落ちるものってある?妙な気持ちと好奇心が眠気に勝ってどっこいしょと上半身を
持ち上げた。
何かがいた。初めは人形かと思った。だけど猫社長の部屋に人形はない。それに人形は動かないが
それはごそごそとうごめいていた。
「猫社長さん良い気持ちで寝ているところを起こしてしまってごめんなさい、あんまり寒いので
猫社長さんの湯たんぽにあたらせて貰っていたらついウトウトしてベットから滑り落ちてしまいました」
妖精がばつの悪い顔でこちらを見ていた。
「ああ。まあいいけど、びっくりさせないでよ。これからはもっと気を付けて」
「ありがとうございます。お詫びに今から猫社長さんに楽しい夢を見せて差し上げましょう」
なんとなくぽかぽかした気分になった。ほどなく猫社長は眠りに落ちた。
朝、目が醒めたら湯たんぽがベッドの脇に落ちていた。夜中に聞いた音はやはりこの音だったのだろうか。
だとしたら足に触れた暖かい感触はなんだったのだろう。妖精か?
良い夢を見せてくれると言ったのに楽しい夢の記憶はまったくなかった。
まったくいい加減な妖精だ。こんど出てきてもぜったい布団の中にいれてやらない。
コツコツ集めた京子さんの招き猫
五段飾りにしてみました。
我が家の家宝なんですよ!
よろしければ見て下さい
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9e/63fcde0805d99c4a8145d0567be6360f.jpg
タイトルは乙女チックに『妖精』がいいな。