縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

小惑星がかすった

2009-03-08 | Weblog
三日未明、直径三十メートルほどの小惑星が地球をかすめていった。その距離地球と月の六分の一。
マスコミはあまり大きく取り上げなかったけど、妄想力一万倍の猫社長にとっては十分肝が冷え血湧きあがる
事件だ。それって路を歩いていたらいきなり黄色スズメバチが鼻先をかすめたようなもの。まかり間違えれば
ブンと当たってチクッと刺されて顔がブヨーと膨れてムーンフェイスになっていたかもしれないのだ。
スズメバチは接近するまでわからない、でもその小惑星がまじかまで発見できなかったってのは本当か。
きっとわかっていた。こんなに科学が進んだ世の中なのに知らなかったなんてうそくさい。
でも地球に衝突するかもしれないと発表したらどうなる?当然パニックになる。
するとどうせ死んじゃうんだからとみんな仕事を休む。電車は止まり、スーパーは休業。麻生太郎は
やけになり国会をいきなり解散、スペースシャトルは大統領を乗せて宇宙ステーションに一時避難。
なんやかんやで世界中が混乱するとなると、やっぱり発表するわけにはいかない。
とにもかくにも地球をかすめただけですんだのだからよかった、よかった。
惑星君がちょっと寄ってお茶でも飲んで行こうかなんて横しまな気にならなかったことに感謝です。


バスツアー

2009-03-06 | Weblog
日帰りバスツアー初体験、苺狩り、蟹食べ放題、レジ袋に大根詰め放題と思ったら違うんだなあ。
大磯旧吉田茂邸、島崎藤村邸、鶴川白州次郎武相荘散策ツアーなのだ。昼食は大磯プリンスで和食。
去年の12月ミニコミ新聞に載っていた案内を見てなんだかとてつもなく行きたくなって参加した。
縁起村図書館前からの出発というのも後押しになった。
朝の7時に図書館前に行くとバスはすでにお客さんを乗せて待っていた。猛烈くそばばあ集団がいたら
やだなあとちょっと心配していたのだけど、みなさん品よく物静かで猫社長は胸を撫で下ろした。
それにしても猫社長は天下無敵の晴れ女だ。バスの車窓から見えた富士はわははときれいな姿を披露して
くれたし、気持ちの良いツアー日和であった。
最初に見学した吉田茂邸は西武の所有なのだそうだ。昼食がプリンスなのはこういう訳だと合点した。
だけど西武はケチだね。吉田邸のメンテナンスがなってない。プリンスホテル事態もなんだかうらぶれて
寂しい感じだった。吉田邸の建物は外見はりっぱなのだけど中の調度はあまり良い趣味とは言えなかった。
やっぱり太郎ちゃんのおじいちゃんだ。
そのてん武相荘は建物ももちろん住まいとしてセンスがよかった。家具も陶器も本当に趣味が良い。
主がいなくなった家だが落ち着きと安らぎと暖かみがありまだそこに主がいるかのような感じがした。
やはり氏も育ちもいい人はこういう空間を創り出すのかと猫社長は次郎と正子の爪のアカが落ちていないかと
探してしまった。ふう、こんな家に住みたい。
武相荘は猫社長の家からそれほど遠くないところにある。以前から何時か行こう行こうと思いつつ
いつでも行けると放っておいたら3年くらい立ってしまった。やはりこれはいい機会だった。
近くても行かないときは一生行かないものだ。友達もまたいつか会うときがあるだろうと高をくくっていると
絶対会えない所へ行ってしまっていることもある。行けるときには行って、会えるときには会う。
そんな年になった気がする。

夢か幻か

2009-03-04 | 干支
真夜中にゴトンとベットから何かが落ちる音で目が醒めた。湯たんぽが落ちたかなあと足を延ばすと、
寝る前はあちっちで足先へ押しのけていた湯たんぽがいい塩梅のぬくぬく状態になって足の指に触れた。
あれー、他に何か落ちるものってある?妙な気持ちと好奇心が眠気に勝ってどっこいしょと上半身を
持ち上げた。
何かがいた。初めは人形かと思った。だけど猫社長の部屋に人形はない。それに人形は動かないが
それはごそごそとうごめいていた。
「猫社長さん良い気持ちで寝ているところを起こしてしまってごめんなさい、あんまり寒いので
猫社長さんの湯たんぽにあたらせて貰っていたらついウトウトしてベットから滑り落ちてしまいました」
妖精がばつの悪い顔でこちらを見ていた。
「ああ。まあいいけど、びっくりさせないでよ。これからはもっと気を付けて」
「ありがとうございます。お詫びに今から猫社長さんに楽しい夢を見せて差し上げましょう」
なんとなくぽかぽかした気分になった。ほどなく猫社長は眠りに落ちた。
朝、目が醒めたら湯たんぽがベッドの脇に落ちていた。夜中に聞いた音はやはりこの音だったのだろうか。
だとしたら足に触れた暖かい感触はなんだったのだろう。妖精か?
良い夢を見せてくれると言ったのに楽しい夢の記憶はまったくなかった。
まったくいい加減な妖精だ。こんど出てきてもぜったい布団の中にいれてやらない。

バツラジ、ストリーム

2009-03-02 | Weblog
バツラジ終了の心の傷がいまだ癒えぬのに今度はストリームが今月で打ち切りだって。
ああそうかい、そうかい、どうせ次はあたりさわりのない番組になるんでしょうよ。
これでアクセスが無くなったらもうTBSラジオなんて聞かないよ。
テレビはスポンサーの顔色ばかり伺っていてコメンテーターもにぎやかし。肝心なこともオブラートに
くるんでゴックンしてる。そのてんラジオは毒があって大変よろしい。コメントも正しかろうと
憶測で話しているとしても猫社長がそれなりに判断すればそれでいいのだ。
岡本太郎がまだ生きていたとき美術館に展示してあった彼の絵画を破られる事件があった。
その時太郎ちゃんは形ある物はいつか滅びるとか言った気がする。ごっくん曖昧な記憶だけどたぶんそう。
時が経ち、風化して誰も見向きもしなくなってしまうより、惜しまれつつ去るほうがいいかも。