縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

クロネコさんから

2010-07-05 | 干支
ゆうパックの集配が遅れているらしい。猫社長はかなり前にゆうパックで酷い目に合ったことがあって以来
クロネコを利用している。縁起村からだとクロネコ宅急便は九州北海道以外は翌日配送だ。
今では当たり前だと思っているけど、時間帯指定までできる。
猫社長が子供の頃、国鉄のそれも一時間くらいかかる駅に荷物が留め置きになっていたことがあった。
葡萄だったのだけど、猫ババがやっとこさ受け取りに行った時は葡萄は半分以上傷んで、小蠅が飛んでいた。
友達の雀ちゃんもそんなことがあったと言っていた。駅に留め置きになっていたのは鈴虫で、かわいそうに
みんな天国に召されていたそうだ。鈴虫の入っていた箱には送り主からの手紙が添えられてあったそうだ。
今宵鈴虫の音を秋と共に貴方へ送ります。リーンリーン、がちょーん。
そんな時代があったことを知っている猫社長としては今の流通はやりすぎってくらいすごい、すばらしい。
今、クロネコは猫社長にとってなくてはならないあたり前田のクラッカーになっている。

ミニ富士登山

2010-07-04 | 旬時候
アルゼンチン負けちゃった。アルゼンチンとブラジルの決勝を予測していたのに残念つまんない。
しかしドイツの選手はまるで統制の取れたサイボーグみたい。うまいより強い。
入谷にある小野照崎神社には富士塚がある。毎年富士山の開山に合わせて6月30日と7月1日に
一般の登拝が出来るというので行ってみた。実を言うとこの神社に猫社長は土鈴を収めている。
年に2日しか登れない富士は神々しくそして猛々しく猫社長の前に立ちはだかった。登っていくに従い
徐々に酸素が薄くなり呼吸が苦しくて何度も立ち止まってしまったのだ。それでも何とか気力をだして
登りだすと上から岩がゴロゴロと転がってきて足下をすくった。富士登山がこんなに辛くて苦しいなんて
もう絶対本当の富士なんか登らない。
たかだか数メートルの富士を本物の富士に見立てて登ってみたらこうなった。
ミニ富士山、なにか御利益があるといいな。

感じ悪

2010-07-02 | Weblog
毎日ポストの中にはなにかしらのチラシが入っている。宅配ピザ、出前寿司、植木屋さん、塗装屋さん、
なかでも不動産屋のチラシは突出している。ほぼ毎日違う不動産屋のチラシが一、二枚入っている。
この地域の不動産を求むというような内容だ。縁起村にお住まいの皆さんへ訳あってこの地域で
不動産を探していますとまず上段に書いてある。
そして次にお子さんがこの近くの私立に入学したから、娘夫婦と一緒に暮らすため、縁起村という地名
が気に入った、時々空から金貨が降ってくるという噂をきいたから、とまあいろいろ縁起村に住みたい
人々の様々で勝手な理由が書かれている。
でも今日入っていた求む土地チラシの内容は今までで目が点になるくらい最高だった。
要約すると、縁起村に住みたいと熱望しているお客がいる。その人は方位を気にする人で、
縁起村はばっちしなのだそうだ。ところが方位の関係で今年の夏までに引っ越しをしないと
尽きが落ちるらしい。
希望条件は日当たりの良い広い庭があり、夜道が安全、家に段差がない、6人以上がくつろげる
リビングがあること、こういう物件てありそうで案外ないものだ。
方位にこだわるってのが拘りすぎ面白すぎ。でも夏までにいい物件が見つからなくて、その後縁起村が鬼門の
方角になったらこの人はどうするのだろう。
方位がよいと言われたら、汚染物質の上や崖崩れが起きそうな土地でも住むのだろうか。
だけどさ、この求む土地のチラシ、お願いだから出て行ってと言われているみたいで感じ悪。