縁起笑店

縁起の道も招き猫から
陶芸家猫社長のつれづれコラム
横浜の縁起村から伊豆の満腹村に移住

LP一枚に相当

2011-06-18 | Weblog
石川遼君が米国の運転免許証と国際運転免許証を取得し、
そのまま日本で運転していたら無免許運転てことになった。
あと1ヶ月米国に滞在していたら問題なかったんだよね。
無免許でも遼君は猫社長より車の運転はうまいに違いない。
でのロクロのうまさなら猫社長のほうが上。

日本の自動車教習所の箱庭で練習しても一般路上と比べれば
夏の軽井沢と炎天下の砂漠ほど環境が違う。
車の運転のうまいへたは経験と継続、後は個人差。
自動車教習所へ通っていた時、実技の料金が学割でも2200円だった。
当時LPが一枚買えた。LPを一枚買うのは猫社長にとってはおおいなる出費だった。

アメリカに留学していたバイソンちゃんがアメリカで3日で免許を取って
帰国してから日本の免許を取得した。バイソンちゃんは運転がじょうずだ。
免許取るのに一ヶ月かかろうが3日だろうが同じ道路を走るのだ。
日本の自動車教習所ってなんだろう。
日本の自動車教習所でお金使って頭使って、時間をさんざん浪費したのに
猫社長は今でも運転がじょうずじゃない。







猫社長ができること

2011-06-15 | Weblog
縁起デパートの家電売り場のカウンターに大きな段ボールが
ドンと置いてあり、椅子にお婆さんが座って代金を払っていた。
段ボールには扇風機と書かれてあった。
そうか、今年の夏は節電に励もうとしているのか。
でもね、おばあちゃん、高齢者なんだから無理しないで。
おばあちゃんだってこんなにがんばっているのだから
猫社長も何かをしなければいけない。
猫社長の部屋にはエアコンはない。テレビもニュースとドキュメントを
1時間か2時間位観る程度。
作品の梱包や整理はお日様の光があるうちに済ませている。
仕事場では夏は窯を焚くことをやめ、ラジオと蛍光灯しか電気は使用していない。
猫社長が他にできること、
東芝、日立、三菱の家電の購入はしない。
新聞の夕刊をやめてついでに読売から東京新聞に替えた。

3.11二つの世界

2011-06-13 | Weblog
四十雀ちゃんのグループ展を観に久しぶりの銀座詣で。
その後四十雀ちゃん含めておばさん4人でライオンに出向いた。
3.11以後ちょっと遠出は歩きやすくて疲れない靴を履き、
バックにはペットボトルとカロリーメイトを携帯している。
それをビール飲み飲み話したら、
「あたしは通帳と印鑑と下着も忍ばせている」と郡山の雀ちゃんが言った。
四十雀ちゃんは今朝郡山から出てきて日帰りの旅だ。
するとイタチちゃんが
「私はスペース暖シート、アルコールスプレー、ゴム手袋、スイス製のアーミーナイフ
懐中電灯も入れてるわよ」と言った。
アーミーナイフかそれは猫社長も持っている。よしこれから持ち歩こう。
鋏とナイフが付いているシンプルなものだけど、いざというとき役にたちそうだ。
するとココナッツちゃんが
「あなたたちそれじゃ甘いわね。私なんて飯ごう、寝袋、ロープ、赤外線めがね
万能工具にホイッスルよ」とホイッスルをビアホールに全体に響き渡らせた。
「福島は見捨てられた、見殺しにされた」四十雀ちゃんの顔は怒りに満ちていた。
「猫社長の住む神奈川だってチャララー茶葉から牛乳じゃなくてセシウム」
いつもはてんでばらばらな話をして人の話なんててんで聞いちゃいない
おばちゃんたちの話題が一つにまとまっていた。
3.11以前の世界と以降の世界、私たちは戻れない違う世界に生きている。と思うのだった。

大問題ですよね

2011-06-10 | Weblog
AKBの前田敦子のアップが映る度、あき竹城と重なる。

バナナの皮にコバエがたかってどうしてくれるのさと電話している
理不尽なクレーマーおばさんのCMが面白い。

おたくで買ったオクラの種、撒いたら芽が出てきたんだけど
なめくじに全部食べられてしもうたんや、
どうゆうことですか?大問題ですよね。

うちのケロヨンちゃんは毎日10時間も勉強していたのに
おたくの大学に不合格にされたんざます。
どういうことですか?大問題ざます。

おとといね、おたくの激辛煎餅を食べたんだけど、ウンチをしたら
お尻はヒリヒリするしうんこは臭いし。
どうゆうことだよ?大問題だぜ
使用電力が発電量を上回りそうになったら停電させるらしいけど、
また以前の計画停電エリアが生け贄になるんでしょ。
どりゃー、23区ふざけろ。
どういうことですか?大問題ですよね。
自販機止めろ。
テレビ局は輪番放送しろ。
3局くらい無くなっても決して大問題にはなりませんわよ。







舞麗面の音楽隊

2011-06-07 | Weblog
放射能汚染のために人間がすべて逃げてしまった舞麗面村。
置いてけぼりにされた牛や馬や鶏などの家畜やペットの犬や猫たちは
エサもなく途方にくれていた。
それでも何とか生きなければならない。
家畜たちは小屋を出て雑草やきのこを食べた。
ペットたちも集団で残飯を漁ったりねずみやうさぎを
追いかけて何とか凌いだ。
やがて牛は乳をすべての動物たちに与え、鶏は卵を分け与え、
犬は魚を捕り、猫は木に上り木の実を落とした。
馬は時々山から下りてくる熊を追い払った。
長い年月は舞麗面村を豊かな森に変えた。

人間たちがやってきた。
動物たちは代替わりして人間を知るものは一匹もいなかった。
人間は体がつるつるでへんてこな声をだした。
おまけに二本足で歩いている姿は奇妙そのものだった。
動物たちはまじキモイ、こいつらを追い出そうと相談した。
そこで牛と馬の上に犬と猫、てっぺんに鶏のタワーを作り人間の前に
大声で鳴きながら飛び出した。
すると熊に肩車されたきつねと狸もいっしょに現れて吠えながら人間達を囲んだ。
人間達はこの村にはまだしばらくは戻ってこられないと解釈した。
舞麗面村はまた元の危険で平和な村に戻ったのであった。