英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

TOEICの正体

2007年06月21日 | その他
 TOEIC講座を担当すると私はまず、アメリカの小学校六年生のスコアを受講者に予想してもらいます。600点~700点という予想が最も多く、900点前後という正解を出せる人はごく少数です。それから、「アメリカの小学生ってすごいんだねえ」という声が挙がります。しかし「アメリカの小学生がすごい」わけではなく、TOEICを和訳すれば日本の小学生も900点前後のスコアは楽に出せるでしょう。TOEICというのは、小学生でもできるレベルの試験で、ことさらに知性を要するものではありません。英語圏の小学生が読む本をたくさん読めば楽にスコアを上げることができます。

 企業であれ学校であれ、私のTOEIC講座ではいわゆるTOEIC形式の問題演習はほとんどしません。english x english方式の語彙強化と、TIME誌の子ども版であるTIMEFORKIDSを英英辞典を使いながら読むのがメインです。「こんなことでTOEICスコアが上がるんですか?」と尋ねられることもありますが、結果が出ればそんな声はなくなります。「英語で書かれた児童書を読みまくったらびっくりするくらいTOEICスコアが上がった」という私の経験と同じ事をして、満足のいく結果を出せなかった話は皆無です。

 企業では最近、昇進にTOEICスコアを要求するところが増えています。ただ、もっぱらTOEICのために勉強して上げたスコアと自然に上がったスコアでは、実際の英語力に大きな開きがあります。「TOEICスコアは上がったけれども英語は使えないままだ」という悲喜劇を避けるためには、サプリメント的な英語教材に頼らないことです。 

※アメリカの小学校4~6年生向けに書かれたTIMEFORKIDSはネット上で無料で読むことができます。さらに小学校2~3年生向けにネイティブがやさしく書き直した記事もあり、日本人英語学習者には最適です。
 TIMEFORKIDSのアドレスはenglish x englishのサイト(http://www.english-by-english.com/)に掲載されています。
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