英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

新年にあたって

2010年01月04日 | その他
 遅まきながら新年のお慶びを申し上げます。
 以前ここのブログで紹介した毎日新聞の人気連載小説「下流の宴」林真理子著が咋年の大晦日に完結しました。
 必死で塾通いさせて中高一貫校に入れた息子が高校中退のフリーターになってしまって、同じフリーター仲間だった息子の元恋人が一念発起して国立大医学部に合格したことを知った母親の書く手紙に、以下のような言葉がありました。

(引用開始)
 あの下品で頭も悪く、育ちもよくない娘が出来たことが、どうしてうちの息子は出来なかったのでしょうか。主人は言います。翔は『奮起する』ということを一生知らずにこのままいくだろうと。
(引用終了)

 そりゃあ、ジャンクフードのような受験知識をフォアグラにされるガチョウのように詰め込まれる生活を長いこと続ければブロイラーのような人間になっても何ら不思議はありません。もちろん誰もがそうなるわけではなく、受験勉強を通しての学力向上も「ある程度」は可能でしょう。ただ英語に関して言えば、難関大学学生の学力は信じがたい程低いのが現状のようです。
 たとえば、東大生のTOEICスコアってどのくらい?
というサイトには

(引用開始)
 このデータは東京大学消費生活協同組合(東大生協)が行っている「院生生活実態調査」の調査結果からの抜粋です。この調査は、学生生活の実態を把握するために3年に一度行われているアンケート調査で、このデータは2004年度のものです。

結果としては、文系院生が800.8点、理系院生が703.8点、全体の平均スコアが737.1点となっています。
(引用終了)

 という数字が紹介されていました。事実とすれば東大院生の平均的英語力は英語圏の小学高学年生にも遠く及ばないということになります。最近はビジネス系の語彙が増えたとはいえ、TOEICは平易な実用英語力を問う試験です。TOEICスコアは低いのに英語で書かれた学術書は楽に読めるということは考えられません。「三面記事が読めない受験生に社説を読ませる受験英語」とそれに迎合するだけの受験英語教育、学生のレベルを考慮せずに難しい教材を使わせる大学英語教育では上述のような結果になっても不思議はないです。
 実用英検やTOEIC、そして最近のセンター試験英語は、しち面倒くさい英文和訳や和文英訳がいまだに出題される国立大学二次試験よりはるかにましとはいえ、出題傾向に迎合するだけの学習では張り子の虎のような英語力しかつきません。TOEICロースコアは低い英語力の証明になるとはいえ、TOEICハイスコアが必ずしも高い英語力の証明になるわけではなく、同じスコアでも試験対策なしの受験者とテクニックでとった受験者の英語力には雲泥の差があります。
 ここのブログでは今年も、テクニックではなくパワーアップによる「大学入試英語を余裕で突破し、英検1級/TOEIC900点」を実現し、さらに英語力を伸ばせるような英語記事や英語学習法を紹介していきたいと思っています。ちまちました試験対策などやらなくても試験で好結果が出せる学習法は英語に関しては存在します。他教科に関してもたぶんそうだと思います。
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