英検準1級&東大・京大・早慶の英語(英単語)は英英方式で突破できる!

英英思考を制するものは英語を制す。英英辞典とネイティブ向け読み物への早期移行が異次元の高速学習を可能にした。

家庭内News in Educationのすすめ(2)

2010年01月21日 | その他
 TIMEFORKIDSはアメリカの小学校4~6年生を対象にしたニュース雑誌です。サイトには、小学校2~3年生向けに書き直されたGRADES2-3
というコーナーもあります。
 たとえば、The Hunt for Pythonsという4~6年生向け記事の2~3年生向けバージョンはThe Hunt for Pythonsで、はるかに読みやすくなっています。
 とはいえ、The number of pythons in the Everglades is growing.といった文はa number ofとthe number ofという頻出イディオムの相違を確認する格好の教材になるでしょう。
 加えて「Next:Think!」というスポットをクリックすると「Sales of pythons reached $10 million in Florida last year. Should people buy the snakes? Why or why not?」という記事が出てきました。こういったことを小学校2~3年生段階から考え始めるようだと思考能力が伸びていくはずです。日本人英語学習者にとっても考えながら学ぶ方が楽しいと思います。
 英語に限らず考えながらの学習の方が楽しく記憶も定着しやすいです。たとえば私が30数年前にいた福島県の田舎の小学校では、三角形の内角の和が180度であることや台形の面積を求める公式などはただ覚えさせられるだけでしたが、いまの学習書の中には小学生にわかるような証明が加えられたものもあってこれは結構なことだと思います。
 それに対して十年一日がごとく変わらないのが、ひらがなを漢字に変換するだけの「漢字書き取り」です。どうにかならないものかと思って「学校だより」のような平易な文章に一部マジックを塗って小学三年生だった子どもに読ませてきたところ、一年後の現在は毎日新聞の余録程度の文章から作成した問題なら大部分できるようになりました。以下はけさネットで拾った記事から作成した「家庭内News in Education」のサンプルです。

「東京マラソンをひかえ、マラソン人気も①過●モード。でも、②●易な気持ちで走るのはちょっと待って! 昨年も心肺停止で③●死をさまよったランナーいたことが④記●に新しいが、東京マラソンでは約25人に1人が救護室に運ばれているのが⑤●実だ。」

 一応解答を示しますと①過熱 ②安易 ③生死 ④記憶 ⑤現実 となります。
 作問も結構頭を使いますので「ただでできる脳トレ」になるかもしれません。旧態依然とした「漢字書き取り」よりはるかにましと思われますので、興味のある方はぜひお試しください。
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