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町制施行80周年

2006-12-15 19:01:34 | 海辺の田舎暮らし
女川町は、町制施行80周年を迎えたらしい。

80周年記念要覧なるものが送られてきた。
町の見所や、歴史がコンパクトにまとめられていて、わたしのようなガイドにはずいぶん参考になる資料でした。
残念なのは、各種統計のページで、80年前からのデータがあると思いきや、項目ごとにデータの年度がバラバラで、比較資料にならないところです。
データの年度に、一貫性がない。
あるものは、昭和40年以降のデータ、別のものは昭和57年以降・・・・・・・。
なんでかな。
この冊子には、CD-ROMが同封されていて、紙面と同じ内容の電子ブックになっている。電子ブックには、動画なども収録されて、非常におもしろいが、恐らく人口の半分以上の方々はなんだかわからないであろう。


ちなみに、女川町の人口減少率は県内ワースト1。
町当局には、人口を増やす気があるようには見えない。
住みにくいわけではないが、特別住みやすい町でもない。

立派な運動公園や、人の来ない観光施設はあるが、下水道の整備はまだまだ。
海の町なのに、排水垂れ流しの家がほとんど。
・・・・・・・。
それでも、女川港から外に出れば、海はきれいです。
人口が減っていることも、海のきれいさにとってはプラスに働いています。

っと言うわけで、海の汚染を考えれば人口が減るのは単純には良いことなんでしょう。
人口を増やす対策をとっているようには見えない町当局も、実はその辺を考えているのかもしれない。すごい英断ですね。人口が減れば自分たちの仕事(将来)が危ぶまれるのに、海の汚染を進めないために過疎を放っておく。
グリンピースも真っ青の捨て身の政策。
海が良くなれば、人口も増えるかもしれない。少なくとも、すごくきれいな海になれば、大きな可能性が生まれてきます。

立ち行かなくなったら、合併すればよいなんて、考えてないことを祈ります。