信州ビーナスラインの小さなイタリア料理店から

夫婦で営む小さな伊料理店「オステリア白樺」の日々。標高1500mの車山高原は八ヶ岳がのぞめる空気の澄んだところです。

行雲流水

2009-09-30 00:36:50 | イラスト入り


先日のお茶のおけいこのお花。
白いむくげが一輪、すっと首の細いつや消しの黒い花器に
漆の四角いお盆に載せられて。
葉が水で濡らしてあって、本当に摘みたてのような風情でした。
まるで床の間のその花だけに
すうっと光があたっているような。

絵ではとても表せないそのたたずまいがもどかしい。

 

掛け軸は「行雲流水」


ゆくくも、ながれる水のように一事にこだわらず、自然のままに・・・

ということからか、


「思いつくまま、気ままに」というくらいの意味で
タイトルにしているブログはたくさん発見したのですが、

ちょっと違うな~と思って
検索していたら丁寧に解説されているHPを見つけました。

 

安延山
承福禅寺というところの
「今月の禅語・行雲流水」

良かったら読んでみてくださいね。一部抜粋させていただくと・・・

今思う「行雲流水」とは
そんな人生におきる雨風、嵐 どんな苦楽も嫌悪、
取捨せず、
ありのままに受け入れて
人生の肥やしとしていくおおらかな心ではなかろうか。

 

それが難しいのでございます

 

 

 

修行僧を雲水というのも、この言葉からだそうです。

 

ちなみにこの日のお菓子は、地元でよく採れるキノコ、「じこぼう」
(正式名はハナイグチというそうです→株式会社ホクトHP
をかたどったお菓子
あぁもう、和菓子っていちいちなんてかわいいのっ
上品な甘さの白あんが求肥に包まれておりました。
型抜き成型ではなく、ひとつひとつ手作りなのです。

その前の回のお菓子は「白露」
白露というのは、立秋を過ぎて空気が冷たくなり、
露が降りはじめる頃から秋分までのことだそうです。

うす青く色づけされた練りきりのお菓子に、ちょんちょん、と
透き通った寒天の露が乗っていましたよ。
一年に一度、この時期だけのお菓子なんですね

 

次回も楽しみです

     

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行雲流水の気持ちで・・ (koumama)
2009-09-30 17:15:04
おおらかに生きていけたらいいんだよね。
たまに疲れて息詰まるとき・・あるんだ。

~どんな苦楽も嫌悪もありのままに受け入れて
人生の肥やしにできれば・・
素敵だよなぁ。

とっても深ぁい言葉です。
心に すっぽりはまりました(笑)
返信する
秋の空は、 (berry)
2009-10-01 11:51:31
行雲流水のイメージが、いっそかきたてられます。
どんどん形を変えて、飄々と流れていく雲。
綺麗な形ができたからって、じっとそこに固定したまんま
なんてことないですもんね~笑。

リンクされていた承福禅寺のお坊さんのお話も
よかった。

いろんな執着を手放して
さわやかに生きたいものです。
返信する
koumamaさん、流されましょう^^ (オステリアmama)
2009-10-01 13:05:16
いろんなことが一度に押し寄せたり、
先はわからないし
過去は重いし
息詰まるときありますよね・・・

流されるって主体性がないみたいで
あまりいい感じに使われないけれど
もうこうなったら流されるしかないか~(笑)って思います。

じたばたせず、おおらかに。ね。

返信する
berryさん、秋の空は (オステリアmama)
2009-10-01 13:09:27
本当に刻々と表情が変わりますね。

風にそよぐススキ、
ひらひらと舞っていく白樺の落ち葉
どこかへ消えていく雲・・・。

私はなにをじたばたしてるんだろうと
思っちゃいます。

執着とか、欲とかね。
ありますよ~いろいろ(笑)

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