心の学校・佐藤康行の『真我の実践・サンタ営業の実践』日誌…『ひよこ』から『にわとり』への道

うつに苦しみ社会離脱した人間が真我(=本当の自分)に目覚め、サンタ営業実践の日々と開発者・佐藤康行の言霊を紹介します。

【第153回】苦手な人は大切な人②

2018-06-04 06:22:14 | 日記

前回に続きます。

私が称するに、ドロボー営業マンのAさん。

他人の批判ばかりして、自分では何もしない、私の嫌いな評論家タイプの人。

さらに、私の営業のやり方に対して、陰で「あいつは営業が下手くそだから・・・」なんて、べらべらと吹聴している。

私は、心中で「馬鹿野郎。お前なんかに営業負けてないぞ。こっちの方が成果を出しているんだ。いずれ、お前なんか、この職場から消えて無くなれ。」

なんて思っていました。

しかし、私は、佐藤康行学長を心の師としている人間。

どうもこれはおかしいぞ。と気づき始めたのです。

黄金の谷の実践プログラムを毎日聞き続けて、

定期的に開催される佐藤学長のフォロークラスの映像を見て、

そう思い始めたのです。

佐藤学長の提唱する「満月の法則」は、

「三日月という月は存在しない。満月です。満月という前提に立つのです。」

と仰っています。

あれ、満月の法則を少しはわかっていたつもりになっていたけど、全然わかっていないじゃない。

Aさんを三日月に見ているだけで、その状態を放置していたのです。

私は、ある時から、心の方向性を変えることにしました。

「黄金の谷」の黄金を呼び込むシートに取り組みました。

「美点発見100項目」に取り組みました。

Aさんをテーマにして。

そうしたらですね。

Aさんが、とてもいい人に変わってきたのです。

私の認識が変わっていたのです。

Aさん自身は何も変わっていません。

相変わらず、ドロボー営業、人の事をあーでもない、こーでもないと言っている。

しかし、いい人に変わってきたのです。

まず、話を聞いていると、ユーモアがあってとても面白い。思わず笑いが吹き出してしまう。

私より年上でもう60過ぎの方ですが、

話をしているときの目がキラキラしていて、

凄く純粋で可愛らしい目をしています。

そして、私が何かしていると、そこに割り込んできて、

「これは、こういうことで、こういうことで、こういうことだから、こうしろ。」

と頼んでいるわけでもないのに、私に横やりを入れてくるのも、

Aさんなりに私のことを手伝おうと、

私のやり方があまりにも鈍くさくて、見てられないから、

いてもたってもいられず、私を手伝いに来てくれているのだ、ということが見えてきて、

「あ~この人は、本当に優しい人なんだなあ~」と思い始めてきたのです。

そして気づいた、とても大事なこと。

それは、Aさんは、私の事を1ミリも嫌っていないということ。

私の事を、もと同じ会社の部下として、

とても親しみを感じていてくれ、

とても可愛がってくれていたのです。

なのに、私が勝手にAさんを嫌っていたのです。

自分の価値観と違うという理由だけで、私が勝手にAさんのことを嫌っていたのです。

そんなことに気付いたら、Aさんに対して、とてもありがたく申し訳ない気持ちになってきたのです。

さらに受付で働いている女性陣からも、Aさんの素晴らしさが漏れ聞こえてきました。

毎朝、私たちで広い館内を、皆で手分けして掃除するのですが、

その掃除の仕方が、とても丁寧で、綺麗だと。

一見、強面で、怖そうなイメージがあるのですが、

(実際に、以前勤めておられた会社が倒産した時に、会社の借金の取り立てにきていたヤクザと対峙して対応したこともあるそうです。)

とてもきめ細かく、綺麗好きな人ということで、女性陣には大好評なのです。

そして、机の上もいつも綺麗です。

お客様にお手紙を書くときの、字は、書道家のように綺麗な字です。

そして博学で、何でも知っている。

ヤクザのような強面だが、繊細で優しさがある。可愛らしいところがある。

とても人間味があり、男気がある・・・。

Aさんへの美点発見が止まらなくなってしまいました。(笑)

そして、その私の心の変化が起こりました。

以前は、Aさんの営業成績が下がることを願っていましたが、

今は、Aさんを応援する気持ちに変わりました。

Aさんが売り上げを上げてほしいという気持ちに変わったのです。

Aさんが売り上げを上げたら、喜べるようになったのです。心から。

人の喜びを我が喜びとする。

そのことで、私の心は幸せになっていき、安定してきました。

まだまだ、好きだ嫌いだの世界に入ってしまうこともありますが、

こういった苦手な人のおかげで、

少しずつ自分の黄金の谷、自分の器が、毎日広く深くなっている幸せを感じています。

苦手な人は、私にとって、私に幸せをもたらしてくださる、とても大切な人でした。

ありがとうございました。


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