このテーマで4回目。前回より続きます。
昨夜の腹の立つ出来事が、わすか30分で深い感謝に劇的に変わった。腹の立った相手の人が、感謝の人に変わってしまった。
そして、いよいよ(ってか、ようやく・・・)本題はここからです。
カウンセリングセッションの終わりに、 参加者が感想を1分程度で発表するのですが、(※もちろんいやな人は、顔出しなし・無言でO.K.です。毎回2~3人そういう方が居られます。)
ある方が、感想を述べた最後に突然 『ところで、今日てつてつさんが居られます。』と言われました。
ふとその方の顔を見上げると、あっ!と思いました。
その方は続けます。
『私は10年以上前に、自分が苦しい時期に、てつてつさんに何度も話を聞いて頂き、助けて頂いた者です。今日こうして、てつてつさんに 偶然お会いできたというご縁に心から感謝します。』
と涙ぐみながら仰っているのです。
その方は、今から、16~17年前に、私が佐藤康行先生の『心の学校』グループ会社のスタッフをしていた頃に、営業マンだった彼の担当させて頂き、サポートをさせて頂いたことがあるのです。
実はさらにその2年前、私がまだ心の学校グループ会社のスタッフになる前に、受講生として心の学校に通っていた頃です。
実は彼もうつ病経験があり、立ち直ろうと、わざわざ静岡県から東京の心の学校に必死に通っていた頃に、あるとき彼が私に声をかけてきて
『同じ、うつ病経験のあるてつてつさんの取り組んでいる後ろ姿を見て、私も勇気が湧いてきました。 ありがとうございます。』
と仰って頂いたことがあったのです。
そのご縁で、心の学校グループのスタッフになってから、彼を担当させて頂き、定期的に彼に電話し、彼の心の悩み解消と営業の業績アップのお手伝いをさせて頂いていたのです。彼はすっかりうつ病から抜け出し、試行錯誤されながらも会社のトップセールスマンになるのを見届けました。
思わぬ彼からの言葉に涙が溢れて止まりませんでした。
佐藤康行先生の元を一時的に離れてしまった結果、人生最大の苦しみ、死を覚悟した5回目のうつ病から回復の過程にあった私にとって、
『てつてつさんのうつ病体験は宝ですよ』
と神様に言って頂けているような気がしたのです。
うつ病体験があることがコンプレックスになりかけていた私にとっては、天から救われた一言だったのです。
私は思いました。
私のうつ病体験は、 同じ苦しみを持っている方のお役に立てる財産であり宝物だと。
人から認められたことによって、私は私自身の存在価値を認め、即ち自己承認でき、心から明るさを取り戻すことができました。
それをきっかけに、心の学校グループ会社でのスタッフ時代に、何人もの方に、そういう言葉を頂いていたことも思い出しました。
そして、17年経っても心からの感謝を忘れないその方のお人柄に感動するとともに、たった一言の心からの『ありがとう』が、どれだけ人を幸せにできるのかを実感させて頂きました。
そして、何度でも思います。
『うつ病体験は、人のお役に立てる私の大切な宝物』だと。
ありがとうございました。
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