広瀬川西岸辻標巡りの途中、恥ずかしながら初めて、亀岡八幡宮と三居澤大聖不動堂にお参りしました。60年以上仙台に住みながら、まだまだ訪問していないところがたくさんありますね。
亀岡八幡宮は、伊達氏の祖・伊達朝宗から始まります。梁川、岩出山、そして江戸時代となり、仙台同心町(瀧沢神社)に梁川今八幡と称して移ります。仙台藩四代藩主 伊達綱村は、現在の青葉区川内亀岡に移し、大規模な工事造営、亀岡八幡宮と称しました。昭和20年7月、戦災で旧社殿がことごとく焼失、一本杉の伊達家の氏神の社殿を移して本殿とし、昭和40年10月竣工。約300年前、松尾芭蕉が訪れたと言われる往時の名残りは、鳥居と苔むした石段のみです。 太鼓橋は春には枝垂桜のトンネルができる、大変有名な桜の名所です。こちらの枝垂桜は、樹齢350年を超えています。(亀岡八幡宮 HPより)
立派な石鳥居です。
亀岡八幡宮の縁起です。
太鼓橋を越えて階段が見えました。
一段目の石段です。
その先に二段目の石段がありました。
その先に三段目の石段がありました。
登り切ったところにお社がありました。
三段階の石段を登るのは、この炎天下では結構きつかったです。汗だくになり、冷水を持参していましたが、飲み干しました。また、石段も長い歴史が物語るように一部ずれている部分もあり、歩き登るには注意が必要です。しかし、夏以外の桜の春、紅葉の秋、雪交じりの冬など、注意しながらもまた訪れてみたいものです。
※歴女なのか、政宗ファンなのか、若い女性と石段ですれ違いました。お参りした帰りなのか、「よくこの石段を登りましたね。」と聞いたところ、タクシーで裏参道からお参りし、その帰りということでした。そういう手がありましたね・・・。
亀岡八幡宮 HPは
続いて、「三居澤大聖不動堂」にお参りしました。三居沢発電所、交通公園の先です。関連施設の駐車場があり、車で行きやすい場所です。
三居澤大聖不動尊(御本尊:大聖不動明王)は、古くから霊験あらたかと言われ、特に眼病平癒に御利益があり、仙台城下のみならず近郷各地の人々からも信仰を集めています。また、仙台城下より酉の方角(西)に位置する不動明王であることから、仙台卦体神(十二支守り本尊)における酉年生まれの一代守り本尊としても永く篤い信仰を受けいます。不動尊の来歴詳細は不明ですが、境内に残る最古碑には寛永十一年(1634年)の建立年が刻まれ、江戸時代初期には既に信仰の地であったことが分かります。かつては修験者たちが滝に打たれ修業した地でもあり、お不動さまの霊験あるその滝に向かい掌を合わせて行かれる人々が多くいます。春は近隣の桜を愛でながら、夏は滝まで涼を求めに、秋は紅葉を眺めながら、冬は凍て付く滝の姿を楽しまれています。(三居澤大聖不動尊HPより)
なんといってもこの不動堂の裏手にある滝がすばらしい。仙台市街に一番近い、身近にある滝ですね。
真夏ですので、水量はこれくらいですが、炎天下の中、ここだけやはり涼やかです。
滝つぼや岩の崩れ方など自然の力によるものですが、とても神聖な空気を感じる場所です。
水量は少ないですが、真冬には氷柱ができます。パワースポットでありながら、癒しスポットでもあります。静かな雰囲気で滝の音が滲み入るような雰囲気。知っているようであまり知られていない、知っていても行くほどでもないと思われている方、「百聞は一見に如かず」是非、お参りしてみてください。
※偶然ですが、8月28日放送の「帰れマンデー見つけ隊」でもサンドウイッチマンが訪れていました。