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仙台城下町”辻標”八十八か所巡り⑧ 広瀬川西岸編2

2023年08月27日 | 仙台城下辻標八十八か所巡り

仙台市の”辻標”八十八か所巡り。引き続き、市内中心部を巡ってます。相変わらず日差しが強い中、歩くのは大変ですが、広瀬川西岸にもどり、2か所の辻標を確認しました。

65番「亀岡町(かめおかまち)/山屋敷(やまやしき)」

東西線「川内」駅より西に歩くと山裾に辻標があります。

「亀岡町」は亀岡八幡神社の門前町でした。四代藩主綱村の時代には、酢の専売権を与えられていました。また綱村時代に大きな社殿を建立しています。

 

「山屋敷」は、元旗本足軽の屋敷町でした。その名の通りで山際に開かれたことから、「山の根」とも称されていました。藩政時代には、微禄の足軽衆の手内職として象嵌細工や青葉山産出の埋木細工が有名です。

移動する道端の「木槿」がきれいでした。

76番「牛越橋(うしごえばし)/川内三十人町(かわうちさんじゅうにんまち)」

「牛越橋」は、八幡町・滝前丁と川内三十人町を結ぶ広瀬川にかかる橋で、仙台城普請の際に石を積んで河床路を作り、国見峠付近から切り出した石を牛車に曳かせたため、この名が付いたといわれています。

「川内三十人町」は、亀岡山の北麓山裾に沿って割り出された町、足軽三十人衆が配置されており、この名が付いたといわれています。山を崩し木の根を掘って町屋敷にしたため、根子(ねっこ)町とも呼ばれていました。

この牛越橋の先に、三居沢発電所、三居沢電気百年館があります。

初めて訪問しました。

水力発電発祥之地の碑があります。宮城紡績という会社が最初に創った施設ですね。

広瀬川の水を動力として使用する三居沢発電所は、全国でも稀な市街地に立地する発電所。現役で出力1000Kwを発電・配電しています。

 

 

仙台西道路の手前と、郷六付近に取水口があるようです。

※偶然ですが、8月28日放送の「帰れマンデー見つけ隊」でもサンドウイッチマンが近くを訪れていました。

辻標巡りの帰り、仙台国際センターで、育英学園高の決勝戦パブリィックビューイングがあり、応援。残念ながら敗れましたが、皆さん一生懸命応援しました。

 

参考資料

「辻標」 仙台市文化財パンフレット第三十五集 編集発行 仙台市教育委員会文化財課

「仙台城下の町名由来と町割」 著者 古田義弘 発行所 本の森

 


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