栗原市のくりはら田園鉄道公園で「くりでん創業祭」が
開催されるというので、行ってきました。
本末転倒かもしれませんが、ボンネットバスに乗ることが第一目標、
可能であれば、KD気動車にも乗れれば・・。
イベント開始の10時前に到着、関係者にお話しを聞きました。
数十年前のバスとは思えないきれいな外装、
相当メンテナンスに力を入れています。このバスは、
かつて峩々温泉の送迎用に使われていた「銀嶺号」です。
知りませんでしたが、このバスは、なんと4WDです。
森林伐採で使われていたトラックのシャーシーを活用したボンネットバスでした、なるほど。
非常にきれいな外装です。
蛇腹の式の乗降口、仙台市バスなど、かつて車掌さんが開け閉めしていましたね。
親子づれが、楽しげに並んでいます。
車内はピカピカ、運転席もきれいなグリーンです。
運転が非常にうまいと思っていたら、女性の運転手さんでした。
車内はほんとにきれいです。
写真中央の腕木式方向指示器がレトロ感を演出します。
アールの三角窓もレトロ感があります。
くりでんミュージアムにも行列です。
駅構内です。
旧若柳駅もよく保存されています。
乗車券300円でした。
駅舎内です。
かつての時刻表です、次の出発は何時でしょうか。
ホームの様子です、ポイント切り替えがありますね。
東北本線の石越駅からここ若柳駅経由、細倉マインパーク駅(細倉鉱山)まで通じていました。
いよいよKD気動車に乗車です。
別なホームには、「M153」電車が保存されています。
大昔、この電車に乗って石越駅から細倉駅に向かった記憶が微かに残っています。
KD気動車の車内です。
バスの運行と気動車の運行からもしかしたら思い準備していましたら、
バスが力強いエンジン音を響かせてやってきました。 背景にある山は、栗駒山です。
”田舎のバス”は、決しておんぼろバスではありません、
ただショックが固いのでよく弾みますが・・・。
気動車に乗る方も、写真を撮る方も、
わずか片道900mですが、一体感でみなさん手を振ります。
午前中だけの試乗ですので、昼近くなると、立ち席も一杯です。
元気にボンネットバスが、若柳の町を走行していると、
数十年前にタイムスリップしたような気がします。
「ボンネットバス」も「くりでんのミュージアム」も貴重な宮城県の産業遺産です。
積極的にバスも気動車も乗る機会を増やし、
地域振興に役立ててほしいものです。