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グラスゴー北西で整備を受ける英海軍ヴァンガード級潜水艦。2023年4月撮影 (Photo by ANDY BUCHANAN/AFP via Getty Images)
英海軍はおよそ90年にわたって、中国人を雇い艦艇内の洗濯業務に従事させる慣習があった。近日これを打ち破り、勤続39年の中国人職人を解雇した。秘密保持徹底のためだ。「我が国はどうか」ーー。松原仁衆院議員は政府に問うた。
英紙ザ・サンによれば、英国海軍が解雇したのは、家族が香港に居住する中国人の洗濯職人。中国共産党当局が香港にいる職人の家族を脅迫して、英国海軍の秘密情報を漏洩させる事態を危惧したためだ。
英海軍は1930年代より水兵の制服のアイロンがけやクロスの手入れを香港出身の中国人職人に任せてきた。一世紀近く続く伝統は、核の秘密を含む情報漏洩リスクを懸念する情報機関MI5の指摘により見直されることになった。
洗濯職人はネパール人に代えられているという。英海軍の広報官は「すべての民間人請負業者は、セキュリティー・クリアランス制度に基づき、適切なアクセス権の保持を保証する」と述べている。このほか、3人の中国人に対して空母乗艦を禁止した。情報安保への姿勢がうかがえる。
- セキュリティー・クリアランス 日本の姿勢は?
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