電通グループが2025年2月14日に発表した2024年12月期の連結決算(国際会計基準)によると、最終損益が1921億7200万円の赤字となった。これは前期の107億1400万円の赤字から大幅に拡大し、同社にとって過去最大の赤字となる。
赤字拡大の主な要因は、欧米など海外事業での2101億円ののれんの減損損失計上である。具体的には、EMEA(ロシアを除く欧州、中東、アフリカ)地域で1530億円、米州で571億円の減損損失を計上した。
この結果、2024年12月期の営業損益は1249億9200万円の赤字となり、前期の453億1200万円の黒字から大きく悪化した。収益は前期比8.2%増の1兆4109億6100万円だったが、海外事業の不振が全体の業績を押し下げた形となった。
【続きはこちら】
電通グループ過去最大の赤字 海外事業で2101億円の減損損失計上
電通グループが14日に発表した2024年12月期の連結決算(国際会計基準)によると、最終損益が1921億7200万円の赤字となった。
【関連記事】
日本の自動車輸出に影響も トランプ大統領「4月2日頃から輸入車への新関税」検討
トランプ米大統領は14日、アメリカに輸入される自動車に対し4月2日頃から新たな関税を課すことを検討していると表明した。アメリカが導入する「相互関税」の一環だ。
日産自動車 経営再建の壁 通期800億円の赤字見込み
日産自動車は、2025年3月期通期の業績予想について、最終利益が800億円の赤字になる見通しを発表した。
米国の鉄鋼・アルミ製品に対する追加関税強化 全貿易相手国に25%適用へ
トランプ米大統領は10日、鉄鋼・アルミニウム製品の輸入に対する追加関税の強化を発表し、全ての貿易相手国からの輸入に25%の追加関税が課されることになる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます