今月23日、中国河南省の「禹州建設銀行」で、預金を引き出せなくなったとして、複数の預金者が銀行前や銀行内で抗議した(SNS投稿動画よりスクリーンショット)
中共(中国共産党)の地方政府は今年、深刻化する不動産危機と景気後退がもたらすリスクを抑制し、経営難に陥っている中小銀行に資本を注入するため、記録的な数の特別債券を発行した。
特別債券とは、地方政府がインフラプロジェクトへの支出など、特定の政策目標に資金を集めるために発行する債券。公式データによると、政府は2023年までに、中小銀行の資本を補充するため、特別債券によって1523億人民元(約3兆1512億円)を調達した。
米経済学者の黄大衛氏は、中小銀行は多くの場合、地方の債務問題と関係していると分析した。なぜこれらの銀行が債務超過に陥って、さらなる処理を余儀なくされたりするのか。それは、行政命令や地方政府の介入を受け、地方政府や地方政府が指定した企業に多額のローンを貸し付けているからである。
「財新網」は中国の大手格付け会社である中誠信国際の推計を引用し......
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