包子に革命を起こし、山西の老漢小籠包は国際的なブランドとなる (提供:人民時報)
前回:鼎泰豐の楊秉彝:庶民包子でミシュランの星を獲得 【時代の名人】(前編)
(続き)
- 義を取る晋商の伝統
楊秉彝(へいい:鼎泰豐(ディンタイフォン)というレストラン・チェーンの創業者)は学校に通ったことはありませんが、彼の放浪を通して生計を立ててきた経験から、民間に根ざした伝統文化を多く吸収しました。彼の身にも山西省の晋商の特質が受け継がれていました。
山西人は古来から商売好きという伝統があり、晋商は義を重んじ、信頼を守り、開拓に勇敢で、経営に長け、柔軟です。これらの特徴は楊秉彝が鼎泰豐を経営する過程で最も顕著に現れました。
鼎泰豐の成功の秘訣の一つは、中国人が「賓至如歸(ひんしじょき:お客様が訪れた時に我が家に帰ったように寛げるという意味)」を重視する伝統から来ています。鼎泰豐は義を取る経営原則を堅持し、お客様に心からの微笑みを提供しています。鼎泰豐のサービススタッフは毎日、常連客の特徴を記録するノートを持ち歩いており、すべてのお客様が自宅にいるような感覚を持てるようにしています。
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