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日本銀行の植田和男総裁は2025年2月21日、衆議院予算委員会において、長期金利が急激に上昇する場合の対応策を改めて表明した。植田総裁は「長期金利が急激に上昇するような例外的な状況では、機動的に国債買い入れの増額を実施する」と述べ、市場の安定化に向けた日銀の姿勢を明確にした。
この発言は、最近の長期金利上昇を背景に行われたものだ。新発10年物国債の利回りは15年3カ月ぶりの高水準に達しており、日銀はこうした市場動向に対する警戒感を示したとみられる。
植田総裁は、長期金利は「市場において形成されることが基本」であり「市場の経済・物価情勢に対する見方や海外金利等を映じて長期金利はある程度変動する」と述べた。しかし同時に、異常な市場の動きによって長期金利が急激に上昇した場合には「機動的に国債買い入れ増額などを実施する」と明言した。
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