
なぜ梅とシソが湿度の高い夏季に常に一緒に出現するのでしょうか?それらがどのようにして人々の健康を保護しているか、一緒に探っていきましょう。(ささざわ / PIXTA)
梅は、様々な健康効果を持っています。古くから日本人の身近な健康パートナーとして手元に置かれています。「梅はその日の難逃れ」ということわざがあり、それは梅が常に手元に置いておくことで、健康の問題にすぐに対応できる家庭医のような存在だということを示しています。
梅干しは食物、水、血液から毒素を取り除くだけでなく、下痢、風邪の解熱、咳止め、殺菌・防腐、疲労解消、熱中症などにも効果があります。一方、シソについては、中医学では「気」を調整する優れた薬とされています。すなわち、経絡の気が湿熱で詰まるのを防ぎ、気の流れを改善することができます。両者を組み合わせると、その効果は更に増します。
食事療法家の若杉友子さん(80歳)は、梅干しの素晴らしさを語ることがよくあります。彼女によれば、講演に出かけるときでも、携帯電話を忘れても梅干しは忘れないようにしているとのこと。何か体に良くないものを食べてしまったときでも、梅干しが体調を立て直し、元気を取り戻すのを助けてくれます。それは彼女にとって、常に信頼できるパートナーです。
- 奈良時代 薬として隋唐から渡来
- 旅行や行軍の必需品、救急・栄養・防腐の三拍子
- シソを加えて経絡を整え、湿気を取り除き下痢を止める
- クエン酸の量はレモンの10倍
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