東京五輪に合わせて国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する意識を高めるプロジェクトを東京で発表したビル・ゲイツ財団のゲイツ氏 (Photo credit should read TOSHIFUMI KITAMURA/AFP via Getty Images)
「今の日本の環境教育は、ただCO2を減らせと子供たちに叫ばせるだけの洗脳だ」。SDGsや環境保護が声高に叫ばれるなか、エネルギー政策の専門家である杉山大志氏は現在の環境教育に手厳しい評価を下した。共産主義者のレーニンが唱えた革命理論に触れ、将来を担う世代の判断力低下を懸念した。
日本ではSDGsへの関心が異常に高い。しかし、「SDGsを推進しているのは、先進国の中でも真面目に日本だけだ」と杉山氏は指摘する。日本企業は当初、SDGsにはCO2削減だけではなく、「貧困をなくす」「安全な水を提供する」といった良心的な項目が盛り込まれていることから、好意的だったという。「日本人の真面目さからくる共感だろう」と杉山氏は分析する。
ところが、いつの間にかCO2排出ゼロへの偏重が鮮明になった。
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