NASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した星の誕生 (Photo by NASA, ESA, CSA, and STScI via Getty Images)
宇宙できらめく星々。これらは核融合という自然界の奇跡によって生み出されている。ドイツのスタートアップ企業はその神秘を地球上で再現しようと、数百万ユーロの資金を集めて核融合エネルギー装置の開発に着手した。
ミュンヘンの拠点スタートアップ企業プロキシマ・フュージョンは目下、核融合発電所を設計している。同社の5月30日付プレスリリースによれば、2030年代に最初の発電所が計画されている。開業前の準備資金のために700万ユーロ(748万ドル)を調達した。
現在の原子力発電所は、原子の分裂によって生成されたエネルギーを利用する核分裂に基づいている。核融合エネルギーは、2つの軽い原子の原子核が一体になってより大きな原子を形成するときに生成される。
核融合が核分裂に勝る利点は、放射性廃棄物を排出することなく、より多くのエネルギーを生み出すことだ。さらに核分裂とは異なり、核融合エネルギーは温室効果ガスの副産物も生成しない。
核融合は天体の星にエネルギーをもたらす過程と同様だ。地球上で核融合を処理するには、磁場を使って「プラズマ」と呼ばれる高エネルギー電離物質を閉じ込める必要がある。
そのためには、ステラレータとトカマクという2種類の方法があり......
- ステラレーター対トカマク
- 核融合発電の進歩
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