世界各国で大規模なシステム障害が発生した。交通網が混乱し、テレビ放映が中断したほか、金融機関や医療サービスなどの多くの分野で業務に影響が広がった。19日、マニラのニノイ・アキノ空港で撮影(2024年 ロイター/Lisa Marie David)
[ロンドン 19日 ロイター] – 世界各国で19日、大規模なシステム障害が発生した。交通網が混乱し、テレビ放映が中断したほか、金融機関や医療サービスなどの多くの分野で業務に影響が広がった。米サイバーセキュリティー企業クラウドストライクのセキュリティーソフトが原因だったとみられる。
<何が起きたか>
クラウドストライクのセキュリティーソフト「ファルコンセンサー」の更新によって、マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」がクラッシュし、「死のブルースクリーン」と呼ばれるブルースクリーンが表示されるなどのトラブルが相次いだ。
クラウドストライクのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は、ウィンドウズ向けのコンテンツ更新プログラムで欠陥が見つかったとし、「セキュリティーの問題やサイバー攻撃ではない」と強調。修正プログラムを展開しているとも説明した。
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